小児科・産婦人科分野

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子どもの健やかな成長のために。
"治療"ではなく"予防"へ向かう、スウェーデン式「バクテリアセラピー」

「泣く子は育つ」。未だにこんな乱暴な言葉を信じている母親はスウェーデンにはいません。

赤ちゃんが泣いているのには理由があります。特に火がついたように泣いている赤ちゃんは体のどこかが痛くて泣いている場合が大半です。

多くの赤ちゃんが患うトラブルに「乳幼児疝痛」(にゅうようじせんつう)という疾患があります。これは乳幼児の胃腸が未完成の状態で、時に胃腸が突然激しく痛み続ける疾患ですが、後遺症等を伴わないため日本ではあまり注目されてこなかった疾患です。後遺症などもなく、成長にともなって自然に治まるので医師も親もあまり気にしていないのが日本の実態です。

私たちは乳幼児疝痛を患っている乳幼児にL. ロイテリ菌を投与しました。その結果、1日に平均220分も泣いていた乳幼児の泣く時間が50分以下に抑制されることを確認しました。

言葉で訴えられない乳幼児の泣いている原因を科学的に究明し、痛みから解放してあげること。

「泣く子は育つ」「泣くのはカンのムシが騒ぐから」。そんな前近代的で無責任な言葉は、そろそろ忘れませんか。

こんな症状に。

臨床研究データ

略号 タイトル
V Ojett 2010 乳糖不耐症患者におけるL. reuteriもしくはチラクターゼの経口摂取による効果
J Walter 2010 脊椎動物の消化管とL. reuteriのパラダイムにおける宿主と微生物の共生:微生物と健康に関するSackler Colloquiumより
WJ Dobrogosz 2010 医療科学における検証と容認への理解によるプロバイオティクス概念の展開
del Campo R, Garriga M, Agrimbau J, Lamas A, Maiz L, Canton R, Suarez L 2009 プロバイオティクス摂取による嚢胞性繊維症患者の腸内環境の改善
C Romano 2010 機能性腹痛(FAP)の子どもにおけるL. reuteri
F Savino 2010 乳児疝痛におけるL. reuteri DSM 17938の影響
M HANDSCHUR 2007 L. reuteriの経口摂取によるHIV感染幼児における胃の微生物叢への影響に関する分子的研究
Martinelli et al. 2009 慢性便秘を伴う幼児におけるL. reuteri
VL Miniello 2010 L. reuteriによる、アトピー性皮膚炎の子どもの呼気凝縮液中のサイトカインの産生調整
MG Romeo 2010 未熟児におけるカンジダの腸内定着予防のためのプロバイオティクスの役割:遅発性敗血症や神経学的転帰の発生
Indrio 2010 L. reuteri Protectisによる乳児における逆流の減少と胃内容排出の改善について
Gromert N 2009 L. reuteri プロテクティスによる乳幼児のアトピー性皮膚炎の緩和
Walter J. 2010 (ESPGHAN) J. Walter助教授による発表「消化管の微生物の重要性について」
Vandenplas Y. 2010 (ESPGHAN) Vandenplas博士による発表「プロバイオティクスの進化と臨床治療」
Savino F. 2010 (ESPGHAN) F.Savino博士の発表「乳児疝痛とプロバイオティクスの可能性」
Saavedra J. 2010 (ESPGHAN) J. Saavedra博士による発表「プロバイオティクス:小児科におけるコンセプトの進化」
ESPGHAN 2010:小児科部門におけるプロバイオティクス:その発展と臨床診療
De Vecchi et al. 2008 イタリアの製品におけるプロバイオティクス特性に関するin vitroスクリーニング
Spineli et al. 2009 L. reuteriの経口摂取による1,500g以下の新生児のグラム陰性菌のコロニー形成抑制効果
Connolly 2004 L. reuteri ATCC 55730-臨床的に証明されたプロバイオティクス
Connolly E 2005 L. reuteri オイルドロップ―斬新な摂取システム
Elliot et al. 2004 南アフリカで市販されている9種のプロバイオティックスの評価:2003年8月
Dobrogosz et al. 2000 プロバイオティクスの概念の検証:L. reuteri のヒトと動物に対する幅広い疾病予防効果
Reuter G 2001 ヒトの腸内フローラにおける乳酸桿菌族とビフィズス菌属の構成と遷移
Oh PL et al. 2010 宿主と共に進化したL. reuteri の消化管との共生における多様性
Sinkiewicz et al. 2008 ヒトの母乳におけるL. reuteri の出現
Dobrogosz WJ 2005 L. reuteri によるヒトの健康増進-プロバイオティクス、免疫生物、免疫プロバイオティクス
Tubelius et al. 2005 L. reuteri 摂取による職場の健康増進
Weizman et al. 2009 プロバイオティクス摂取中の託児所の乳幼児における一般的な感染症に対する長期間の防御
Savino et al. 2007 乳児疝痛の治療に対するL. reuteri(American Type Culture Collection strain ATCC 55730)とシメチコンの効果
Eom et al. 2005 乳幼児における急性下痢に対するL. reuteri の治療効果
Shornikova et al. 1997 急性下痢の乳幼児における治療薬としてのL. reuteri
Shornikova et al. 1997 L. reuteri によるロタウィルスによる胃腸炎に対するバクテリアセラピー(細菌療法)
Ruiz-Palacios et al. 1996 Lactobacillus 属を含む飲料を摂取した乳幼児におけるL. reuteri の耐性と糞便中のコロニー形成
Connolly et al. 2005 乳児におけるD(-)-乳酸産生菌の安全性
Weizman et al. 2006 早期乳児期における2種のプロバイオティック育児粉の安全性と耐性の比較:パイロット研究
Dommels et al. 2009 低脂肪プロバイオティックスプレッドの毎日摂取によるヒトの腸管におけるL. reuteri DSM 17938 とL. rhamnosus GG の生存性
Björkman et al. 1999 乳酸菌L. reuteri によるヒトの胃腸管におけるコロニー形成
Bruni et al. 2009 牛乳アレルギーをもつ子どもにおけるプロバイオティクスに対する感作
Abrahamsson et al. 2009 生後1年間授乳した乳児の糞便中と母乳中におけるプロバイオティクスの関係
Romeo et al. 2006 新生児集中治療処置室(NICU)における細菌、カンジダ感染予防に対するプロバイオティクスの役割
Betta et al. 2007 プロバイオティクスによる外科手術を受けた新生児集中治療処置室(NICU)新生児を対象とした細菌、カンジダ感染症予防
Indrio et al. 2008 未熟児における摂食耐性、排便習慣、胃腸の運動性に対するプロバイオティクスの効果
Indrio et al. 2009 プロバイオティクスによる乳児の逆流と胃内容排出の改善
Karvonen et al. 2001 新生児へのプロバイオティクスであるL. reuteri の経口投与による安全性および止瀉薬(下痢止め薬)としての効果
Ruiz-Palacios et al. 1996 プロバイオティクスによる子どもの下痢予防効果
Guerrero et al. 1996 下痢の発症に対するプロバイオティクス含有飲料の効果
Weizman et al. 2005 保育所における感染症に対するプロバイオティクス含有育児粉乳の効果:2種のプロバイオティク製品の比較
Abrahamsson et al. 2007 IgE関連の湿疹の予防におけるプロバイオティクス
Böttcher et al. 2008 L. reuteri 摂取による母乳の低TGF-β2の誘発および乳児期の感作リスクの低減との関連性
Cirillo et al. 2005 アトピー性皮膚炎と牛乳不耐性の子どもの患者におけるL. reuteri の効果を調査するための予備試験
Abrahamsson et al. 2009 出生時の大きさ、母乳育児、託児所、プロバイオティクスによるアレルギー性疾患につながるTh1/Th2関連ケモカインの不均衡への影響
Lionetti et al. 2006 L. reuteri による子どもに対する抗Helicobacter pylori 治療の副作用の減少

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