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L. reuteri 含有チューイングガムによる歯肉溝滲出液(GCF)中の炎症伝達物質レベルに対する短期的効果

中度の歯肉炎を伴う健康な成人42名を対象にL. reuteri Prodentis(ATCC 55730+DSM 17938、それぞれ1 x 108 CFU)含有プロバイオティックガムの摂取量による効果を評価する目的で無作為化二重盲検プラセボ比較試験を行った。

A/P群(n=13)は毎日L. reuteri 含有ガムとプラセボガム1錠ずつ、A/A群(n=13)は毎日2錠のL. reuteri 含有ガム、P/P群(n=12)は毎日プラセボガム2錠を2週間摂取した。

炎症の程度はBOP(Bleeding on Probing)とGCF(歯肉溝滲出液:Gingival Crevicular Fluid)で評価された。

またGCFにおいて炎症伝達物質であるIL-1、TNF-α、IL-6、IL-8 、IL-10の濃度も評価された。

全ての評価は治療前、1週間後、2週間後に行い、事後観察は4週間後に行った(治療2週間、治療をやめて2週間)。

全群においてBOPは改善され、GCFの量も減少したが、統計的に有意差があったのはL. reuteri Prodentis を摂取したA/P群とA/A群の2群であった。

全群において2週間の治療期間中IL-6とIL-10は影響を受けないままだった。

しかしながら、A/A群においてはTNF-α、IL-8が有意に減少し、4週間後にはIL-6も有意に減少していた。

結論:この試験はL. reuteri Prodentis による口腔内免疫反応に対する効果はその摂取量によることを示しており、その有益な診療結果は歯肉の健康を支援することを示した。

Reference

Short-term effect of chewing gums containing probiotic L. reuteri on the levels of inflammatory mediators in gingival crevicular fluid. Twetman S, Derawi B, Keller M, Ekstrand K, Yucel-Lindberg T, Stecksén Blicks C. (2009) Acta Odontol Scand. 67:19-24.

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