L. reuteri ATCC 55730から遺伝的な修正を加えない方法で細胞内の二つの独立したDNAの断片で抗生物質耐性遺伝子を伝達するプラスミド、テトラサイクリンに対するtet(W)とリンコサミドに対するlnu(A)が除去され、結果的に娘株のL. reuteri DSM 17938として登録された。
in vitroやヒト臨床試験と一連の実験において娘株がプロバイオティクスとしての特性を保持しているか評価するために親株と娘株の直接比較が行われた。
臨床試験は16名の健康な成人を対象に胃腸の通過と安全性について実施された。
被験者は無作為にプラセボ群(n=4)、8 x 108 CFU/日のATCC 55730群(n=3)、8 x 108 CFU/日で低用量のDSM 17938群(n=4)、6.5 x 1010 CFU/日で高用量のDSM 17938群(n=5)に分けられ28日間摂取した。
糞便サンプルは試験開始時、7、14、28、42、56目に採取された。
L. reuteri の特定のクローンが採取され、それがL. reuteri ATCC 55730株かL. reuteri DSM 17938株か同定するために遺伝的内容を分析した。
空腹時の血液サンプルも試験開始時と28日後に採取された。
それらは肝臓、腎臓、免疫システム、主な新陳代謝のパラメーターにおける主な血液組成のレベルが分析された。
28日目において細菌が血液中に移転する可能性を検証するために一般的な細菌学的血液分析も行われた。
一般的な健康診断により摂取期間中全群において体重、脈拍、血圧、体温に変化がなかったことが明らかになった。
血液への安全性や新陳代謝のパラメーターにおいても全群ともに変化はなかった。
摂取終了時の28日目に直接血液サンプルは採取されたが、菌血症はみられなかった。
結論:二つのプラスミドを除去されたL. reuteri ATCC 55730株は結果的に娘株L. reuteri DSM 17938として登録された。vitro試験や臨床試験による菌株の比較においてDSM 17938はATCC 55730のプロバイオティクスとしての特性を保持しており、高用量の6.5 x 1010 CFU/日の摂取においても高い耐性と安全性を示した。また、L. reuteri DSM 17938はヒトの胃腸管を通過後もATCC 55730株と同等の生存性を示した。ウォッシュアウト期間の2週間後においてL. reuteri 摂取群においてL. reuteri は検出されなかった。




