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L. reuteri によるロタウィルスによる胃腸炎に対するバクテリアセラピー(細菌療法)

ロタウィルスによる急性下痢により入院中の生後6-36カ月の66名の乳幼児を対象に前向き無作為化プラセボ比較試験を行なった。

被験者を無作為に3つのグループに分け、20人には1日につき107 CFUのL. reuteri、21人には1日につき1010 CFUのL. reuteri ATCC 55730、25人にはプラセボを5日間毎日投与した。

3群とも標準の水分補給治療を受けた。

治療開始から2日目で低用量L. reuteri 群において30%が水様性下痢から解放されたのに対し、高用量L. reuteri 群においては52%が水様性下痢から開放された。

プラセボ群では20%と高用量L. reuteri 群との差が顕著に現れた。また、高用量L. reuteri 群では水様性下痢の平均期間が1.5日であったのに対しプラセボ群は2.5日と有意に短縮された。

低用量L. reuteri 群における水様性下痢の平均期間は1.9日であった。
   
結論:急性下痢により入院中の乳幼児において高用量L. reuteri(1010 CFU)を摂取することにより水様性下痢の継続期間を有意に短縮できることができた。また低用量L. reuteri(107 CFU)摂取においても継続期間を有意に短縮できることができた。

Reference

Bacteriotherapy with L. reuteri in rotavirus gastroenteritis. Shornikova AV, Casas IA, Mykkänen N, Salo E, Vesikari T. (1997) Pediatr Infect Dis J 16:1103-1107.

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