6ヶ月間のL. reuteri ATCC 55730摂取によるヒトのHelicobacter pylori のコロニー形成と胃粘膜の炎症に及ぼす影響を検証するためにオープンパイロット試験を行った。
消化不良症状の成人7名を対象にL. reuteri 含有タブレットを1日2錠(4 x 108 CFU)投与した。
H. pylori のコロニー形成は試験終了時に胃の生検サンプルと尿素呼気試験(C13-UBT)により検証された。
胃の生検サンプルを4ヶ所から採取してH. pylori の存在を分析し、炎症も評価した。
さらに生検サンプルはL. reuteri のコロニー形成をFISH(fluorescence in situ hybridization:蛍光インシトゥハイブリダイゼーション)法とL. reuteri 特定標識により分析された。
その結果、UBT値に関しては顕著な差はみられなかった。
H. pylori のコロニー形成の程度に関しては、胃の炎症度合いからみても変化はなかった。
FISH法において22%の生検サンプル(被験者3名)中にL. reuteri のコロニーを確認したが、試験終了時には94%に達していた。L. reuteri のコロニー増加は胃の全ての場所で確認された。
結論:L. reuteri はH. pylori のコロニー形成と胃の炎症に関して何ら影響を与えなかった。H. pylori 感染者の胃においてL. reuteri は強い耐性とコロニー形成能力を示した。




