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新生児集中治療処置室(NICU)における細菌、カンジダ感染予防に対するプロバイオティクスの役割

NICUで治療を受けている未熟児を対象として、2種類のプロバイオティクスが細菌・真菌感染リスクを低下させることができるか調査するための前向き無作為化試験を行なった。

L. reuteri ATCC 55730およびL. rhamnosus GG (L. GG)を28日間投与した。

L. reuteri はオイルドロップの形態で1日あたり5滴で1 x 108 CFUのL. reuteri を投与した。

L. GGは粉末を液体に混ぜ、一日あたり3 x 109 CFUを投与した。

コントロール群を含め、トータルで184名の乳児を対象に、L. reuteri 投与67名、L. GG投与55名、コントロール62名を比較した結果、両プロバイオティクス群ともコントロール群に対して細菌・真菌感染の発症を有意に減少させることが分かった。

L. reuteri 群は入院期間が22日に短縮したのに対し、コントロール群は42日、L. GG群は29日となった。

L. GG群、コントロール群と比較してL. reuteri 群は最初の28日間で体重が著しく増加した。

胃腸症状においては、L. reuteri 群は67名中2名にまで有意に減少したのに対し、L. GG群では55名中14名、コントロール群では62名中27名までの減少にとどまった。

結論:プロバイオティクスを摂取した2つのグループは、早産の乳児における細菌・真菌感染発症をいかなる安全性の問題も伴うことなく減少させ、プロバイオティクス群はコントロール群の乳児と比較して入院期間を短縮させた。

Reference

The role of probiotics in the prevention of bacterial and Candida infections in Neonatal Intensive Care. Prospective study with control group. Romeo MG, Betta P, Oliveri S. (2006) Presented at the 5th Annual meeting of the Italian Society of Perinatal Medicine, Parma, Italy, 15-17 June 2006; conference handout. Abstract published in J Perinat Med. 34 (Suppl 1): A9, abstract MSL_24.

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