Lactobacillus reuteriの経口摂取による出生体重1,500g以下の未熟児の腸管における病原菌のコロニー形成の抑制効果を評価する目的で無作為化二重盲検プラセボ比較試験を行った。
体重1,500g以下の31名の未熟児で生後7日間はNICUに収容されていた。
被験者を無作為にL. reuteri DSM 17938群(108 CFU/日)とプラセボ群の2群に分けた。
好気性グラム陰性菌と酵母を検出するために糞便サンプルを7日毎に直腸綿棒にて採取した。
3名の新生児は臨床試験の試験対象患者基準に適合しなかったので除外された。
L. reuteri群(n=15)において最初に好気性グラム陰性菌が出現したのは生後24日目であった。
これに対してプラセボ群(n=13)では生後13日目に出現した。L. reuteri摂取によるあらゆる副作用は認められず、他の乳酸桿菌属も出現しなかった。
結論:Lactobacillus reuteriの経口摂取は腸内において病原性の微生物のコロニー形成を遅らせ、その安全性と副作用のないことが証明された。Lactobacillus reuteriによる腸内菌叢のコントロールは有益な微生物環境の構築するためで、特に未熟児において腸内の有害事象に対する防御になるだろう。




