牛乳アレルギーをもつ子どもにおけるプロバイオティクスに対する感作を検証する目的で試験を行った。
SPT(Skin Prick Test)により牛乳アレルギーの可能性のあるアトピー性皮膚炎の子ども85名を選別した。
85名中36名は牛乳に対してSPT陽性(腫れの直径≧3mm)であり、さらにイタリアで販売されている3種のプロバイオティクス、Fiorilac(L. paracasei I 1688とL. salivarius I 1794 粉末状)、Dicoflor(L. GG 粉末状)、Reuterin(L. reuteri オイル懸濁状)においてもSPTを行った。
Fiorilacでは36名中26名が、Dicoflorでは2名が、Reuterinでは1名がSPT陽性であった。
Fiorilacにおける4名のSPTによる腫れの直径は経口摂取に対する陽性反応の予測指数より大きかった(2歳以下の子どもで>6mm、それ以上の子どもで>8mm)。
SPT陽性のDicoflorとReuterinにおいては腫れの直径が>6mmの子どもはいなかった。
しかしながら、プロバイオティクスの経口摂取においては何の反応も起こらなかった。
結論:アレルゲンの内容について限られた情報しかないプロバイオティクスの使用を検討する場合、牛乳アレルギーの子どもに対してアレルゲンの混成を確認するためにSPTを実施することが賢明である。




