研究情報センター

ホーム > 研究情報センター > 臨床治験論文概要 > 急性下痢, 抗生剤関連下痢症, 健康全般, ピロリ菌, アレルギー, 化学療法, 下痢, 安全性及び定着化について > L. reuteri による子どもに対す...

L. reuteri による子どもに対する抗Helicobacter pylori 治療の副作用の減少

L. reuteri ATCC 55730の抗Helicobacter pylori 治療中、治療後における胃腸への副作用に対する効果を確認するため、二重盲検無作為化プラセボ比較試験を行なった。

H. pylori 感染による消化不良症状を持つ3-18歳の子ども40名を対象とした。

被験者は無作為にL. reuteri 投与群(108 CFU/日)20名とプラセボ群20名に分けられ20日間投与、抗生物質治療は最初の10日間行われた。

副作用の程度については、有効性確認システム(GSRS score)が用いられた。

試験開始時において両群のスコアはほぼ同じ(L. reuteri 群では6.9、プラセボ群では7.1)だったが、除菌治療中の10日間、治療後の10日間においてL. reuteri 群の胃腸の健康状態はプラセボ群と比較して有意に改善された。

10日目におけるL. reuteri 群のスコアが4.1であったのに対してプラセボ群では6.2となり(p<0.01)、20日目ではL. reuteri 群3.2に対してプラセボ群5.8となった(p<0.009)。

H. pylori の除菌率は両群とも同じだった。
 
結論:H. pylori 除菌治療中、治療後におけるL. reuteri 摂取は抗生物質による副作用の頻度と程度を有意に減少させた。

Reference

L. reuteri therapy to reduce side-effects during anti-Heliobacter pylori treatment in children: a randomised placebo controlled trial. Lionetti E, Miniello VL, Castellaneta SP, Magistá AM, De Canio A, Maurogiovanni G, Ierardi E, Cavallo L, Francavilla R. (2006). Aliment Pharmacol Ther. 24:1461-1468.

関連記事

ページトップへ