毎年世界中で10億人の女性が、細菌性膣炎、膣内イースト感染、尿管感染といった泌尿・生殖器感染に悩まされています。
女性の尿管・膣感染を引き起こす病原菌のほとんどは、もともとは腸で生まれたものです。膣感染は、低体重児出産、早産、不妊症の原因である骨盤内感染症、性感染症を引き起こしやすくなるといった問題の危険因子とされています。尿管・膣感染は再発しやすく、このことは、最新の治療法に予防的アプローチを取り入れていく必要があることを示唆しています。
健康な泌尿生殖器のマイクロフローラの特徴は乳酸菌(特に過酸化水素生成株菌)が多いことです。尿管感染症やそのほかの生殖器感染を発症すると、一般的に乳酸菌が乏しくなります。細菌性膣炎の病因においては、ある種の乳酸菌を経口摂取もしくは膣内投与することで予防的役割を果たせることを示唆する研究結果がいくつもあります。そのような効果は、膣における乳酸菌の再集落化に起因すると考えられます。
そのような効果を持つプロバイオティック菌株がラクトバチルス・rhamnosus GR-1菌とラクトバチルス・ロイテリRC-14菌で、両株ともに健康な女性から分離株として採取されました。




