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L.ロイテリ菌によるカンジダ菌の腸内定着の予防

2011年4月20日 | カテゴリー:新着情報, 研究紹介, 小児科・産婦人科分野

胃腸管にカンジダ菌が定着した場合のリスクとして、遅発性敗血症や神経学的転帰があります。2種類のプロバイオティクス、L.ロイテリ菌ATCC 55730とラクトバチルス・ラムノサスATCC 53103によって、そのリスクを低下させることができるのかを調べる研究が行われました。

NICU(新生児集中治療室)で治療を受けている体重1,500g未満の56名を含む249名の未熟児を対象とした研究で、無作為にL.ロイテリ菌ATCC 55730を摂取してもらうグループ、ラクトバチルス・ラムノサスATCC 53103を摂取してもらうグループ、何も摂取しないグループの3つに分けて行われました。
摂取は許可が出て72時間以内に始めてもらい、6週間もしくは退院するまで続けてもらいました。

プロバイオティクス摂取の2グループは、糞便中のカンジダ菌の数を著しく下げ、両グループに差はなかったものの細菌、真菌性の感染症を減少させました。

また、L. ロイテリ菌摂取のグループは他2グループに比べ、胃腸症状を伴う未熟児数を効果的に減らしました。その結果、L.ロイテリ菌を摂取した未熟児は、非経口栄養法からはやく解放され、最大限のエネルギー摂取量に達する時間も大幅に短縮しました。

抗生物質による治療日数も、L.ロイテリ菌摂取グループは3.4日に短縮され、入院期間も18日に短縮されました。

プロバイオティクス摂取の2グループでは、12ヶ月目の神経学的転帰に関する追跡調査において、最適以下の点数である未熟児数が著しく減少しました。

対象分野:小児科・産婦人科分野

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