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乳児疝痛に対するL.ロイテリ菌の影響

2011年5月31日 | カテゴリー:新着情報, 研究紹介, 小児科・産婦人科分野, L.ロイテリ菌に関する研究, 乳児疝痛

乳児疝痛における乳児の泣き時間に対して、L.ロイテリ菌の効果を調べる研究が行われました。

この研究は、満期分娩で生まれ母乳保育のみである、生後2〜16週の乳児疝痛と診断された乳児50名を対象として行われました。乳児は無作為に2群に分け、一方にはL.ロイテリ菌DSM17938、もう一方には偽薬を摂取してもらい、両親に1日に泣いた時間と便の状態、その他の異常等を記録してもらいました。

最終的には46名の乳児(L.ロイテリ菌摂取25名・偽薬摂取21名)に研究に協力してもらいました。

偽薬を摂取した乳児の1日の平均泣き時間は、試験開始日300分でしたが21日目では90分でした。それに対しL.ロイテリ菌を摂取した乳児では、試験開始日370分から21日目では35分にまで短縮されました。

1日の泣き時間が50%以上短縮された乳児の人数は、
  7日目20名:8名(L.ロイテリ菌:偽薬)
 14日目24名:13名
 21日目24名:15名
と、L.ロイテリ菌を摂取したグループの方が著しく増加しました。

またL.ロイテリ菌を摂取したグループのみ、便の中のLactobacilli(乳酸菌)が増加し、E.coli(大腸菌)が著しく減少しました。

両グループ間で体重の増加や排便の回数、便秘や逆流の発生に差はありませんでした。また、摂取による副作用も観察されませんでした。

この研究によって、乳児疝痛による乳児の泣き時間はL.ロイテリ菌DSM17938を摂取することによって大幅に短縮されることがわかり、それはL.ロイテリ菌が腸内の菌バランス(特にE. coli(大腸菌))の変化を誘導することに関連しているであろうことがわかりました。

対象分野:小児科・産婦人科分野

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