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乳糖不耐症患者におけるL.ロイテリ菌とチラクターゼ(乳糖分解酵素)の効果

2011年5月30日 | カテゴリー:新着情報, 研究紹介, 消化器内科分野, L.ロイテリ菌に関する研究

乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる糖質(乳糖)が体内で分解できず、異常発酵するために起こる病気のことです。牛乳を飲むと、気分不快や腹部膨満、腹痛、下痢などの症状が現れ、乳幼児では体重が減ったり、栄養不良になることもあります。

この乳糖不耐症の成人患者において、チラクターゼ(乳糖分解酵素)やL.ロイテリ菌ATCC 55730によって、呼気中の水素排出量と胃腸症状がどのように変化するのかを調べる研究が行われました。

この研究では乳糖不耐症の成人60名を対象とし、標準水素呼気試験(LBT)で評価を行いました。

対象者は無作為に、試験15分前に4錠のチラクターゼを摂取してもらうグループ、試験前に偽薬を摂取してもらうグループ、試験の10日前よりL.ロイテリ菌を摂取してもらうグループ、の3グループに分けて行われました。

チラクターゼグループとL.ロイテリ菌グループは、偽薬グループと比べLBTの正常化率が非常に高い結果でした。またチラクターゼグループはL.ロイテリ菌グループよりも、有意に効果がありました。

水素排出量の平均ピークの減少や臨床スコアの平均値も、チラクターゼグループとL.ロイテリ菌グループは偽薬グループと比べ、治療後に著しく改善されました。また、チラクターゼグループはL.ロイテリ菌グループよりも、顕著な効果を示しました。


この研究によって、乳糖不耐症患者がチラクターゼを摂取すると、偽薬摂取よりもLBTの結果や胃腸症状を強力に改善することがわかりました。L.ロイテリ菌摂取も効果的ではありましたが、チラクターゼ摂取ほどではありませんでした。

しかしこのプロバイオティクスは乳糖不耐症の治療において、摂取方法も簡単であり摂取を止めても効果が持続するので、興味深い選択となるでしょう。

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