スウェーデンのバイオベンチャー企業「バイオガイア社」(本社スウェーデン・ストックホルム市)は、同国ルンド市のルンド大学病院と合同で臨床試験(二重盲検・プラセボ対照)を行い、同病院で乳幼児アトピー性皮膚炎の治療を受けている乳幼児に対してL. ロイテリ菌を継続投与した結果、12ヶ月後には皮膚表面の湿疹面積が57% 縮減することを確認したと発表した。
この臨床試験(治験)は、ルンド大学病院のアレルギー科に入院している50名の乳児を対象に実施されたもので、L. ロイテリ菌含有のリキッドタイプ商品(日本国内発売商品名「体内管理へ」「赤ちゃん想い」)を12ヶ月間にわたって継続投与したところ、患者のアトピー性湿疹面積が平均57%減少することを確認したもの。
アトピー性皮膚炎は患者固有の体質や生活環境の違いに左右される複雑な疾患で、一般的には食事療法やステロイド剤の塗布などで治療されているが薬剤による副作用も多く、また長期に渡る治療にもかかわらず全面的な快癒が難しいアレルギー疾患。
今回の治験では、疾患面積の大幅な縮減が確認された他、かゆみによる睡眠障害や不快症状なども大きく軽減されることが判明。天然乳酸菌による副作用のない自然で画期的な治療方法の一環として、小児科・皮膚科医を中心に今後臨床への応用が期待される。
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