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2014年決算報告書

2015/04/19 | カテゴリー: ニュースリリース

Biogaia AB(publ.)

2014年決算報告書
(カッコ内の数字は前年同期の数字を示す)
社長のコメント
バイオガイア株式会社のピーター・ロスチャイルドCEOは2014年度を振返り以下のように述べました。
「2014年度の年間売上は22%の増加(ネスレ社からのライセンス収入を含むと53%増)、営業利益率は26%1でした。この結果からまさに2014年は大変素晴らしい年だったと言えます。さらに、第4四半期の伸びは2014年1年間の伸びを上回っております。また、当社の製品は進出しているほぼ全ての市場において着実に浸透してきており、特に小児科分野では、バイオガイアブランドは安全で効果の高いプロバイオティクス製品として知名度が高まってきており、とても喜ばしいことです。」

2014年度
2014年度の売上高はSEK481.8百万(315.9)、前年同期比SEK165.9百万(53%)の増加でした。この売上高にはネスレ社からのライセンス収入SEK95.4百万が含まれています。ネスレ社からのライセンス収入を除く売上高はSEK386.4百万、22%の増加でした(為替効果を除くと18%増)。

小児用製品事業部の売上高はSEK313.7百万1(238.6)、SEK75.1百万(31%)の増加でした。
成人用製品事業部の売上高はSEK69.4百万(75.6)、SEK6.2百万(-8%)の減少でした。

営業利益はSEK196.9百万(81.7)、SEK115.2百万(141%)増加しました。
ネスレ社からのライセンス収入を除く営業利益はSEK101.5百万、24%の増加でした(為替効果、及び子会社のIBT社の営業利益を除くと21%増)。

税引後利益はSEK148.0百万(64.2)、SEK83.8百万(130%)増加しました。
ネスレ社からのライセンス収入を除く税引後利益はSEK73.6百万、15%の増加でした。

一株当たり利益はSEK8.53(3.57)、ネスレ社からのライセンス収入を除く一株当たり利益はSEK4.23でした。

会計期間内キャッシュフローは、マイナスSEK25.0百万(‐140.8)でした。
2014年12月31日現在の現金及び現金等価物はSEK210.7百万(234.3)でした。次回の年次総会において、当社の取締役は1株当たり普通配当SEK3.46、特別配当SEK1.54、合計で1株SEK5.00の配当を提案する予定です。

2014年度第4四半期
2014年度第4四半期の売上高はSEK121.4百万(90.2)、SEK31.2百万(35%)の増加となりました(為替効果を除くと28%増)。

小児用製品事業の売上高はSEK97.8百万(65.6)、SEK32.2百万(49%)の増加でした。

成人用製品事業の売上高はSEK23.0百万(24.1)、SEK1.1百万(‐4%)の減少でした。

営業利益はSEK30.6百万(23.8)、SEK6.8百万(29%)増加しました(為替効果及びIBT社の営業費用を除くと23%増)。

税引後利益はSEK19.1百万(16.3)、SEK2.8百万(17%)増加しました。
一株当たり利益はSEK1.04(0.94)でした。

2014年度第4四半期の重要なイベント
新たな小児試験でバイオガイアドロップを服用した乳幼児の疝痛の夜泣きが減少。
バイオガイアProtectisタブレットを服用した成人に便秘改善効果が示された試験の文献が発表。
バイオガイア社がMetaboGen AB社へ投資を決定。

2014年末以降の重要なイベント
ベトナムでドロップ販売の合意調印。

ネスレ社が当社のプロバイオティクスを使用した新製品の販売を開始。



















 Biogaia AB(publ.)

2014年決算報告書
カッコ内の数字は前年同期の数字を示す。
当社のピーター・ロスチャイルド社長が2014年度の決算報告をいたします。当社の業績は最終項に記載しています。

社長コメント
2014年は「成功」と「チャレンジ」の年でした。「成功」と「チャレンジ」の両方とはどういうことでしょうか?今から具体的にご説明いたします。
2014年度の年間売上は22%増(ネスレ社からのライセンス収入を含むと53%増)、営業利益率は26%増」)」でした。この結果をみると2014年は大変満足すべき年だったと思います。しかも、この「成長」は、当社にとって最も重要な市場の1つであるウクライナでの売上が劇的に減少した中においても成し遂げることができたのです。夏以降に製品販売を開始したブラジルでは市場が大きく成長し、ウクライナでのマイナスを補うほどでした。

一方で「チャンレンジ」としては、当社のサプライヤーからのバクテリア培養菌の安定供給に支障が生じたという問題があげられます。当社で受領した時点では培養菌は規格に適合していたのですが、完成製品では有効期限が通常より短くなっていました。この問題は、当社の品質管理システムの過程で発見されました。これを受け、当社は多大な時間と人的資源を投入して、根本原因の特定、及び培養菌の早急な供給など問題の解決に取り組みました。また当社のパートナーから大量の製品回収をしなければならず、そのコストに2014年度1年間で約SEK11百万(第4四半期ではSEK7.5百万)を費やしたのみならず、安定供給の問題解決を図ることに尽力したために製品開発部門では新製品の開発に集中することができませんでした。しかしながら、この問題に対して当社が迅速かつ包括的なアクションプランを立てたことにより、安定供給の問題は解決に至り現在では適切に管理されております。このアクションプランには短期的な対策のみならず、培養分野の知識をさらに高めて開発能力の向上を図るための積極的な方策が含まれております。

第4四半期の伸び率は、この2014年1年間の伸び率を上回りました。また、当社の製品は進出しているほぼ全ての市場において着実に浸透してきており、特に小児科分野では、バイオガイアブランドは安全で効果の高いプロバイオティクス製品としての知名度が高まっており、とても喜ばしいことです。売上が35%伸びたということは(為替効果の28%を調整済)大変満足の行くことですが、これは単に1四半期の数字です。1四半期という短期間の数字のみをもって今後長期にわたる結果として安心することはできません。

臨床試験は大変重要なマーケティングツールです。今期、新たに2つの臨床試験の結果が発表されました。1つ目は小児疝痛の追加試験です。大変良好な結果が確認されました。2つ目は便秘に関する臨床試験です。この試験においても良い結果が示されております。この結果見ますと当社には新たな領域で製品拡大のチャンスがあると思われます。

未熟児に発症する壊死性腸炎(NEC)の予防薬を開発しているIBT社も更なる成長を遂げています。このNEC予防薬はアメリカでオーファンドラッグ指定を受けました。その後当社とFDA(米食品医薬品局)、EMA(欧州医薬品庁)とで初回会議を開き、製造工程開発に着手、製薬会社とのライセンス契約を通じて開発費用の調達を確実にするために銀行を雇いました。2014年の連結利益にはIBT社の営業費用SEK6.7百万が含まれています。

子会社のTwoPac社はスウエーデン医療製品庁(MPA)のGMP承認(医薬品製造管理および品質管理基準を満たす企業に与える承認)を取得しようといます。また同時に、新しい機器により短時間で製品の大量生産をしています。当社がTwoPac社で推し進めている方針は当社のイノベーションスピードを高めるとともに厳格な法規制が敷かれている市場への進出を可能にするものと確信しています。

2014年の終わりを迎えるに当たり、当社は今後2年間でSEK12百万をGothenburgにあるMetaboGen社に投資することを決定しました。MetaboGen社は著名なFredrik Bäckhed教授とJens Nielsen教授によって設立された会社です。MetaboGen社は腸内細菌叢に生息する多くのバクテリアを含む遺伝物質の集合体、いわゆるマイクロバイオームを取扱う会社です。マイクロバイオームは様々な疾病の発病に影響を与えることが知られており、その構成を変化させることで健康によい効果をもたらす可能性があるのではないかと考えられています。この考え方はプロバイオティクスの概念が自然に拡張されたものであり、プロバイオティクスを扱う当社としては、このマイクロバイオーム開発におけるリーディングカンパニーとなりたいと考えております。当社のみならず、ジョンソン・エンド・ジョンソン社やネスレ社などの大企業もこの分野に積極的に投資をしています。

さらに2014年には新たに英国、インドなどの大市場に製品を導入する契約に調印しました。現在、販売開始を成功させるために努力しているところです。上記の英国、インドに加えブラジルなどの市場のポテンシャルを鑑みますと良いスタートを切ったと思います。2015年はさらに素晴らしい年となり当社の成長に拍車がかかると期待しております。同時に、他の臨床試験も進め、またTwo Pac社及びIBT社にも投資をしていく予定です。以上、既にお分かりになられたと思いますが、私は当社の将来性は高く、短期的にも長期的にも着実に発展していくことを確信しています。

2014年度の財政状況

売上
連結売上高は、SEK481.8百万(315.9)、前年同期比SEK165.9百万(53%)の増加でした。ネスレ社からのライセンス収入を含む売上高はSEK95.4百万でした。

ネスレ社のライセンス収入
2012年2月に当社とネスレ社は、当社のプロバイオティクス菌株の1つを特許の残存期間中はネスレ社の育児用粉ミルクに自由に使用できる権利譲渡等を含む新たな契約をネスレ社と調印いたしました。菌株のロイヤリティはEUR50.8百万でしたがそのうちEUR40.0百万(SEK356百万)を既に受領し、2012年第1四半期に計上しています。当初は、設定したマイルストーンを達成すれば、残りのEUR10.8百万を2014から2017年の間で受領する予定でしたが、2014年3月、上記契約に関する補足的な契約を調印し、その契約に基づき当社は残りのEUR10.8百万(SEK95.4百万)を受領しました。
その後も当社とネスレ社は、さらに協力関係を深め、新たな補足的契約に調印しました。
それにより当社は2014年第2四半期からの3年間にネスレ社から約SEK92百万のロイヤリティ収入を受け取ることになりました。このため当社は小児臨床試験を実施し新たな領域で製品開発をする計画です。

ライセンス収入を除く売上高
ネスレ社のライセンス収入を除いた売上高はSEK386.4百万、前年度比22%の増加でした。
当売上の大半は外貨建てで決済をしています。主にユーロドルですが、加えて米ドル、日本円での決済も行います。前年同期と同じ為替レートで計算した場合、売上高(ライセンス収入を除く)はSEK14.1百万の減少となりますが、実際の為替レートを反映した売上高(ライセンス収入を除く)は18%の増加でした。営業利益は前年同期と同じ為替レートであればSEK9.2百万少なかったはずですが、2014年度の為替レートで計算した場合の営業利益(ネスレ社のライセンス収入を除く)は前年比13%の増加でした。

セグメント毎の売上
2013年秋より当社の事業組織を再編して、小児用製品事業部、成人用製品事業部、新事業部の3つの事業部門を作りました。サポート機能は中枢部に残し、新たな3つの事業部門はそれぞれがターゲットとする領域の製品開発及び販売を行います。この組織再編によりこれまで以上に対象領域に集中し、迅速な意思決定を行うことが可能となります。2014年第1四半期からの当社の売上及び総利益などはこの事業部毎に報告していきます。新たな決算報告との年度比較を容易にするために2014年度の報告には従来のセグメント毎(完成品、その他の関連商品)の決算も加えます。

小児用製品事業部
当社の中核となる小児用製品事業部での売上は、前年同期比SEK170.5百万(71%)の増加となるSEK409.1百万(238.6)でした。ネスレ社からのライセンス収入を除く小児用製品の売上はSEK313.7百万(238.6)で、31%の伸びを示しました(為替効果を除くと27%増)。ドロップ製品がこの売上増加に最も寄与しました。

小児用製品の売上の伸びは、主としてドロップの売上が寄与しました。ドロップの売上は、ほぼ全ての市場、特に欧州及び「その他の地域」において大きく伸びました。北米及びアジアでもいくらかの伸びを示しました。 欧州では東ヨーロッパ圏の数ヶ国(トルコ、ポーランド、ブルガリア、スロバキア、チェコ共和国)さらにドイツ、フィンランドにおいてドロップ製品の売上が増加しましたが、一方で主にウクライナ、加えてスウェーデンでは減少しました。ウクライナでの売上減少は国内が現在不安定な状況にあるためです。売上増を示した「その他の地域」は、主に10月にドロップ販売を開始したブラジルでした。またメキシコ、コロンビアでも増加しましたが、南アフリカでは減少しました。北米では米国、カナダともに増加しました。

さらに小児用製品では消化吸収補助用タブレットの売上が増加しました。主として北米及び「その他の地域」で増加しましたが、欧州では減少し、アジアでは概ね横ばいでした。
ドロップと同様に売上が伸びた「その他の地域」のうち主要な市場は9月にタブレットの販売を開始したブラジルでした。また、北米では米国、カナダともに増加しました。欧州での減少は主としてウクライナにおいてでした。

培養菌の売上は昨年よりわずかに減少しました。またネスレ社の育児用粉ミルクに添加するL. reuteri菌の製造権利をネスレ社に譲渡した契約が有効となったため、培養菌提供は減少すると思われます。しかし、現時点ではネスレ社が本契約を行使する時期、及びその場合に当社の売上に与える影響の程度については明らかになっておりません。この権利が実行されれば売上に影響があることは否めませんが、すでにL. reuteri菌の製造権利の譲渡以降ネスレ社には非常に低い価格で培養菌を供給しているため、今後の利益に著しい影響を与えることはないと思われます(上記参照)。

2013年に当社とネスレ社が調印した当社の特許製品L. reuteri菌をネスレ社が育児用粉ミルクに使用できる権利を譲渡する契約により(下記、年度末後の重要なイベントを参照)、歳入は前年度より増加しました。

このネスレ社との新契約(下記参照)に基づくロイヤリティ収入SEK22.9百万(0.0)は小児用製品事業部門の売上に含まれています。

2014年度の小児製品事業部の活動として米国その他において重要な会議にいくつか参加したことが挙げられます。これらの会議は、世界中から集まってくる医療の専門家に対して直接バイオガイア製品を宣伝することができる非常に重要なものです。
また、当社は100人から300人の医師を対象として当社が実施した臨床試験について紹介するサテライトシンポジウムを数多く主催しました。さらに、乳児用製品の新しいパッケージソリューションを2015年に販売する準備をしているところです。

成人用製品事業部門
成人用製品事業の売上はSEK69.4百万(75.6)、前年同期比SEK6.2百万、8%の減少でした(為替効果を除くと12%減)。

この減少は消化吸収補助用タブレットの売上減少によるものです。特にフィンランドでは当社の販売代理店は熾烈な価格引下げ競争に直面しました。また、イタリアでも消化吸収補助用タブレットの売上は減少しました。

オーラルヘルスケアタブレットの売上は前年度より上昇しました。これはアジアと欧州で売上が伸びたためです。アジア地域では日本の売上が増加しました。 欧州では東欧諸国を中心としながら他の国でも増加しました。

日本でのヨーグルト製品の売上は減少しました。日本子会社はヨーグルト販売利益率が想定より低いこと、さらに販売代理店が利益を出すために販売目標達成に必要なマーケティングに十分な投資をしていないこと等の理由により9月に販売を中止いたしました。

2014年度の成人用製品事業部門の主な活動は、新製品のGastrusの市場における地位を明確にしたこと、さらにGastrus及び経口補水液製品のコストを削減したことです。
さらに、当社は、他の製品も市場における位置づけを明確にする努力を続けるとともに、新たな製品の販売に向け条件等を検討していく計画です。成人用製品分野ではまだまだ対象とする成人グループの基礎的な位置付けがなされていません。すでに十分な位置付けができている分野もありますが、売上増加のためにさらに臨床試験を実施すべき分野も残っております。

完成製品
完成製品の売上はSEK303.7百万、SEK47.5百万(19%)の増加でした(為替効果を除くと14%増)。2014年度の完成製品の売上は全ての地域で増加しました。

その他の関連商品
その他の関連商品の売上はSEK117.5百万増加しSEK176.1百万(201%)となりました。
この増加には、ネスレ社からのライセンス収入SEK95.4百万(上記参照)が含まれています。ネスレ社からのライセンス収入を除くその他の関連商品の売上はSEK80.7百万(58.6)、前年度比38%増(為替効果を除くと34%増)となりました。

売上は欧州では増加、アジアでは減少しました。アジアでの売上減少は主に韓国での乳製品用の培養菌販売が低下したことに起因します。

育児用粉ミルクに使用する培養菌の売上は幾分減少しましたが、ネスレ社への新製品の売上(上記参照)は増加しました。

その他の関連商品売上にはネスレ社と調印した新契約(下記参照)に基づくロイヤリティ料SEK22.9百万(0.0)が含まれています。

地域別市場の売上
欧州の売上はSEK39.5百万(18%)1増加、SEK257.81百万となりました。
米国及びカナダでの売上はSEK7.9百万(35%)増のSEK30.3百万でした。
アジアでの売上はSEK1.3百万(‐3%)減少のSEK38.8百万でした。
「その他の地域」での売上はSEK24.4百万(70%)増加の59.5百万でした。

バイオガイアブランド
完成製品のうち、61%(55%)がバイオガイアブランド名(共同ブランドを含む)で販売されています。2014年度の目標は最低でも60%とすることでした。

売上総利益
2014年度の売上総利益は前年度比SEK40.9百万(19%)増のSEK255.11百万(214.2)となりました)売上総利益率は前年同期68%から66%に減少しました1。

小児用製品事業の売上総利益率は70%から66%に減少しました1。ネスレ社に対して育児用粉ミルクに使用する培養菌販売の低い利益率、及び安定供給に関する問題が生じたことによるコスト増(2014年全体で約SEK11.0百万)が要因です(上記の社長のコメントを参照)。しかしながら、この利益率低下はネスレ社からのロイヤリティー収入の利益率が100%であったためいくらか埋め合わせることができました。
成人用製品事業の売上総利益率は62%から64%に増加しました。この増加は利益率が高い製品へと製品構成を変更したことが寄与しています。

営業経費
営業経費は20%増加のSEK161.3百万。IBT社を除く営業経費は15%の増加でした。

販売費はSEK10.4百万(13%)増加のSEK89.8百万(79.4)でした。これは総利益の23%(25)に相当します1。前年度より増加した販売費の内訳は主にサンプル提供及び会議開催に係るコストでした。さらに、日本ではマーケティング費が上昇しましたが、これは第3四半期に販売を開始したドロップのマーケティングとも関連しております。

一般管理費はSEK17.7百万(14.4)で売上高の5%(5%)に当たります1。SEK3.3百万(23%)の増加は、主としてTwoPac社(下記参照)の人件費と一般管理費の上昇によるものです。

研究開発費はSEK53.9百万(40.6)でした。これは売上高の14%(13)に相当します。SEK13.3百万(33%)の増加は主にIBT社の研究開発費の増加です(下記参照)。また、主にネスレ社との新たな契約による共同開発プロジェクトに関連する開発費が著しく上昇しました。さらに2014年度は特許費用及び人件費も増加しました。IBT社を除くと研究開発費は17%の増加でした。

資産計上した開発費用SEK6.1百万(0)はIBT社における壊死性腸炎(NEC)の開発費用でした。

その他の営業利益及び営業経費は営業債権及び営業債務に係る為替差損益を示しています。

営業利益
営業利益はSEK196.9百万(81.7)、前年比SEK115.2百万(141%)の増加でした。ネスレ社からのライセンス収入を除く営業利益はSEK101.5百万(81.7)で24%の増加でした。IBT社を除くと営業利益は32%の上昇でした。営業利益率は26%1(IBT子会社を除くと28%)でした。

金融収支及び税引前純利益
税引前純利益はSEK192.51百万(83.8)、前年度比、SEK108.7百万(130%)の増加でした。金融収支にはユーロドル(EUR)の為替予約による為替差損SEK‐6.6百万(
2.9)が含まれています。2014年12月31日現在、当社にはEUR13.3百万の為替予約の未払金があります(平均為替レートでSEK9.07)。この為替未払残高のうちEUR8.7百万の支払い満期は2015年に、残りのEUR4.6百万の支払い満期は2016年になっています。実際の為替差益/差損は支払い満期日の為替レートによりますが、満期日のユーロのレートが2013年12月31日のレート(9.48)より高い/低い場合、その為替差益/為替差損が計上されます。


税引後利益
税引後利益はSEK148.0百万(64.2)、SEK83.8百万(130%)の増加でした。ネスレ社からのライセンス収入を除いた税引後利益はSEK73.6百万(64.2)で、前年度比SEK9.4百万(15%)増でした。

バイオガイアグループに対する課税率は24%(23)でした。当グループ会社はスウェーデンの会社法に従い利益に課される税金を支払います。日本の損失とスウェーデンでの利益の相殺はできません。2014年12月31日現在における日本子会社の繰越損失はSEK35.2百万でした。日本子会社で控除できる利益がでるまで繰延資産税金は計上されません。

さらに日本子会社への売掛金の償却に関する問題もあります。うまくいかない場合には、さらにSEK3.1百万の追徴税が発生します。もしいい結果であれば、前年度よりSEK3.8百万の税金還付があります。

一株当たりの利益
一株当たり利益はSEK8.53(3.57)でした。
ネスレ社からのライセンス収入を除く一株当たり利益はSEK4.23でした。

キャッシュフロー
2014年12月31日現在の当グループの現金及び現金等価物はSEK210.7百万(234.3)でした。今期のキャッシュフローはマイナスSEK25.0百万(-140.8)でした。キャッシュフローにはNestlé社のSEK95.4百万(0)、配当金SEK120.9百万(172.7)、税金納付SEK66.8百万(10.8)が含まれています。

株式資本
2014年度12月31日現在の連結資本額はSEK344.6(316.9)でした。自己資本比率は83%(83)でした。

当社は、2012年開催した年次総会での決定に基き2012年6月にワラントプログラムを実施しました。合計で87,000口のワラント債を発行し、そのうち41,000口を経営陣に割り当てました。ワラント債は、ブラック・ショールズ式で評価を行い、市場価格を、1口SEK14.27として発行しました。これにより親会社はSEK1.3百万を取得しました。ワラントの保有者には、2015年6月1日にクラスBの株式をSEK241.9で取得する権利があります。その予想変動率は40%です。ワラント債の権利が全て行使された場合、当社の株式資本は、SEK21.0百万増加します。また、これにより株式資本の約0.5%及び議決権総数の0.4%の希釈化が生じます

ワラント債発行の購入率を高めることを目的として(2015年6月1日以降)ワラント債を保有しながら株式引受権利を行使しない従業員に対して、SEK10の補助金を出すことを2012年度の総会で決定しました。現在の株価では補助金を支払う可能性があることから2014年第2四半期引当金をSEK1.1百万準備しました。

配当金
取締役会は、一株当たりSEK3.46の普通配当及びSEK1.54の特別配当とする合計SEK5.00の配当を次期総会で提案する予定です。詳細につきましては、後述の「利益処分案」の項をご参照ください。

設備投資額
当期の設備投資額はSEK18.4百万(16.6)でした。そのうちTwoPac社への投資額はSEK17.3百万(14.7)でした。

資産計上した開発費用SEK6.1百万(0)はIBT社における壊死性腸炎(NEC)の開発費用でした。

日本子会社
当社が100%出資する日本子会社の売上高はSEK17.1百万(15.2)でした。営業損益はSEK6.1百万(
7.7)でした。売上増加分は主に歯科用製品によるものです。2015年度にバイオガイアジャパンはドロップの販売を開始します。今後も代理店を通じ歯科医においてオーラルヘルスケア製品の販売を成功させるよう尽力していきます。

TwoPac子会社
当社の100%出資子会社のTwoPac社の売上はSEK44.7百万(37.5)でした。営業利益はSEK7.7百万(9.9)、税引後利益はSEK5.5百万(7.3)でした。利益が減少した主な要因は製品品質に関する要件がさらに厳格になったことに伴う人件費の上昇及び新製品の開発コスト増です。品質要件の厳格化は当社が主体的に実行していると同時にスェーデン医療製品庁(MPA)からGMP (医薬品製造管理および品質管理基準を満たす企業に与える承認)企業としての承認を取得するためでもあります。さらに、新しい装置の適格化及びバリデーションにも人員を追加しました。TwoPac社は、当社に対してのみ製品を開発、製造しております。

CapAble子会社
CapAble社の株式は、当社が90.1%、当社の社長が9.9%を保有しております。CapAble社は2008年11月に設立され特許製品のキャップLifeTop Capを製造販売しています。2014年度のCapAble社の売上はSEK0.5百万(0.5)でした。営業損益はSEK2.9百万(- 2.6百万)でした。CapAble社は、当期は品質問題に直面したため、売上が想定していた通りには伸びませんでした。しかしながら、この品質問題は解決したため、2015年度には同社の売上が増加すると見込んでおります。また、Capable社は、LifeTopストロー付のプロバイオティクス製品の販売も開始しました。

IBT子会社
2013年11月に当社役員会は未熟児に多く発症する致死率が高い壊死性腸炎(NEC)に関する長期試験の第I相に投資し、試験結果の分析及び必要書類を作成する等NECに対する薬の開発に投資することを決定しました。当社はこのプロジェクトに対して今後2年間でSEK42百万までの投資をする予定です。このプロジェクトは当社のIBTが遂行します。IBT社の株式はIBT社長のStaffan Strömberg及びIBTのリサーチディレクターのEamonn Connollyが0.9%、役員のAnders Ekblom(前AstraZeneca社のサイエンステクノロジー開発研究のグローバルヘッド兼執行役員)が0.9%保有しています。残りの90.1%の株式は当社が保有しています。

SEK42百万のうち約SEK26百万がIBTにおいて開発費として資産計上され、そのうちの約SEK16百万が今後2年間の開発費となると見込まれています。

IBT社の今期の営業損益はSEK6.7百万でした。IBT社は当期、SEK6.1(0)百万の開発費を資産計上しました。現時点では利益は出ておりません。

親会社
親会社の総売上はSEK464.2百万(304.6)、税引前当期未処分利益はSEK192.6百万(76.9)でした。今期のキャッシュフローはマイナスSEK27.6百万(‐143.2)でした。

2014年第4四半期の財務状況

2014年第4四半期の売上
第4四半期の売上はSEK121.4百万(90.2)、前年同期比SEK31.2百万(35%)の増加でした。為替効果を除く売上は28%の増加でした。

第3四半期と比較した売上はSEK42.0百万の増加でしたが、これは、主に第3四半期は欧州での夏休みに当たるため代理店やサプライヤーの積極的に販売活動を行わなかったことが原因です。

小児用製品事業部の第4四半期の売上
小児用製品事業部の第4四半期の売上はSEK97.8百万(65.6)、前年同期比SEK32.2百万(49%)の増加でした。為替効果を除く増加率は42%でした。この売上にはネスレ社からのライセンス収入SEK7.6百万が含まれています。ライセンス収入を除いた売上はSEK24.6百万でしたが、主にドロップの売上によるものです。ドロップの売上は、ほとんどの地域、特に「その他の地域」と欧州で伸びました。

育児用粉ミルクに加える培養菌提供の売上は前年同期よりある程度伸びましたが、消化吸収補助用タブレットはわずかに減少しました。2013年に当社とネスレ社が調印した特許製品L. reuteri菌を育児用粉ミルクに使用できる権利を譲渡する契約(下記、年度末後の重要なイベントを参照)によるライセンス収入は前年同期と比較して増加しました。
小児事業部の売上は前年同期比、SEK30.2百万の増加でした。



成人用製品事業部の第4四半期の売上

成人用製品事業部の第4四半期の売上は、前年同期比SEK1.1百万(4%)の減少となるSEK23.0百万(24.1)でした。為替効果を除く売上は9%の減少でした。この売上減少は、第4四半期に日本子会社がヨーグルト製品の販売を中止したことによるものです。

消化吸収補助タブレットの売上は、主に欧州で、さらにアジアにおいても前年同期より増加しました。オーラルヘルスケアタブレットの売上も、この製品が販売されている全地域において(欧州、アジア、北アメリカ)前年同期よりも増加しました。

成人用製品事業部の売上は前年同期と比較するとSEK11.7百万増加したことになります。

完成品の第4四半期の売上
完成品の第4四半期の売上はSEK94.9百万(75.1)、前年同期比SEK19.7百万(26%)の増加でした。

第3四半期と比較するとSEK38.6百万増加したことになります。

その他の商品の第4四半期の売上
その他の商品の第4四半期の売上はSEK26.1百万(15.0)、前年同期比SEK11.1百万(74%)の増加でした。これにはネスレ社からのライセンス収入SEK7.6百万が含まれています。
第3四半期と比較するとSEK3.5百万の増加でした。

第4四半期の売上総利益
第4四半期の売上総利益はSEK76.2百万(59.1)、前年同期比SEK17.1百万(29%)の増加でした。売上総利益率は63%(66%)でした(下記参照)。ネスレ社からの第4四半期におけるライセンス収入を除く売上総利益率は60%でした。利益率の低下は主として製品の安定供給に支障が生じたことによるものであり、第4四半期の利益に対してはSEK7.5百万の追加費用がかかったということになります。加えて、ネスレ社の培養菌提供のマージンが前年同期と比較して下がったことも利益率の低下と関係しています(上記参照)。以上の点は小児用製品事業部に対してもインパクトを与えており、利益率は前年同期の68%から62%に減少しました。成人用製品事業に関する売上総利益率は58%から68%に上昇しました。これは主に前年同期にはヨーグルト製品の利益率が低かったためです。

第4四半期その他の営業経費
第4四半期の営業経費は36%増加しました。IBT社を除く営業経費は30%の増加です。

2014年第4四半期の販売費用は前年同期のSEK22.8百万から16%増加してSEK26.2百万となりました。主としてサンプル提供のコストが高くなったことが原因ですが、他の販売活動費用も関連しています。前期の第3四半期と比較すると販売費はSEK5.3百万の増加でした。
一般管理費は前年同期比SEK1.5百万(41%)の増加でSEK5.3百万でした。これは主にTwoPac(上記参照)のコスト増及び人件費の上昇によるものです。また、第4四半期の一般管理費は第3四半期からSEK1.7百万の増加でした。

第4四半期の研究開発費はSEK17.8百万(9.7)、前年同期比SEK8.1百万(84%)の増加でした。IBT社を除く研究開発費は60%の増加でした。この増加は主としてネスレ社との共同開発プロジェクトに係るコストへの引当金SEK3.9百万によるものです(下記参照)。
人件費及び特許関連費用も上昇しました。研究開発費は第3四半期よりSEK6.1百万の増加です。

第4四半期の営業利益
第4四半期の営業利益はSEK30.6百万(23.8)、前年同期比SEK6.8百万(29%)の増加でした。IBT社の営業費用を除く営業利益は38%上昇しました。

第4四半期の税引前利益
第4四半期の税引前利益はSEK27.1百万(21.9)、前年同期比SEK5.2百万(24%)の増加でした。金融収支にはユーロドル(EUR)の為替予約による為替差損SEK3.9百万(3.0)が含まれています(上記参照)。

第4四半期の税引後利益
第4四半期の税引後利益はSEK19.1百万(16.3)、前年同期比SEK2.8百万(17%)の増加でした。法人税率は29%(26%)でした。第4四半期の税率が増加したのは、損金不算入の研究開発費の引当金の影響です。

第4四半期のキャッシュフロー
キャッシュフローはマイナスSEK13.9百万(-9.1)でした。運転資金はSEK19.7百万(22.9)でした。これは主に売掛債権の増加によるものです。

2014年度第4四半期の重要なイベント

2014年度第4四半期の販売開始製品hyou150419-1.gif

新たに実施した小児試験でバイオガイアドロップを服用した乳幼児疝痛の夜泣き減少
カナダで疝痛をもつ小児52例を対象として実施した試験において、L. reuteri菌Protectisを摂取した小児はプラセボを摂取した小児に比べて激しい夜泣き、長泣きが減少しました。治療開始の7日後、L. reuteri菌Protectis摂取群の乳児の激しい夜泣き、長泣きの時間は40分以上減少しましたが、プラセボ群では実際に減少は認められませんでした。さらにL. reuteri菌Protectis摂取群の乳児の激しい泣き時間は21日間という長期間に渡り有意に減少し続けました。このようにL. reuteri菌Protectisを摂取した乳児とプラセボを摂取した乳児では時間、期間ともに顕著な差が示されました。

本試験は2014年10月24日のJournal of Pediatricsに掲載されています。

バイオガイアProtectisのタブレットで成人の便秘改善に効果
便秘に悩む成人40例を用いた試験では、L. reuteri菌Protectisを摂取した被験者はプラセボを摂取した被験者より4週間後に著しく便秘が改善されたという試験結果が示されました。

本試験は2014年12月9日のJ Gastrointestin Lever Disに掲載されています。

バイオガイア社MetaboGen ABに出資
当社はスウェーデン、GothenburgにあるMetaboGen社にSEK12百万の出資をすることを決定しました。この出資は2年間かけて実施され、その後MetaboGen社の株式の35%がバイオガイア社に譲渡されます。バイオガイア社のピーター・ロスチャイルド社長兼最高経営責任者はMetroGenの会長です。2014年第4四半期にはSEK4.0百万の投資が行われました。

MetaboGen社は2011年にGothenburgにおいてGothenburg大学のFredrik Bäckhed教授、Chalmersテクノロジー大学のJens B. Nielsen教授とGU Holding(研究結果を商業化しGothenburg大学と企業の橋渡しをする企業)よって設立されたリサーチ会社です。
MetaboGen社では非常に早いスピードで研究が進んでいるメタゲノミクス分野で微生物共同体の全ての遺伝子の配列を研究しています。例えば、ヒトの腸内に生息する健康または疾病に関わる未知の微生物の多様性とパターンの研究を行っています。MetaboGen社での研究の目的は、細菌叢の大部分に影響を与えることによりメタボリックシンドロームや微生物に関連する様々な疾病に対する新しい治療法及び製品を開発することです。

2014年度末のイベント

ベトナムでのドロップ販売契約調印
バイオガイア社は本日、VietPhap Internatiol会社に対してベトナムにおけるL. reuteri菌Protectisドロップの独占的販売権利を譲渡する契約に調印しました。ドロップの販売は2015年度中に開始する予定です。

ネスレ社、バイオガイアプロバイオティクス新製品の販売開始
ネスレ社は2014年末より1歳以上の乳幼児向けにL. reuteri菌Protectis入りの育児用粉ミルクの販売を開始しました。主に新興市場で販売される予定です。

当社とネスレ社はこの数年間プロバイオティクス製品の共同開発をしてきましたが、この計画は実を結んできております。先にも述べました通り、両社は2013年5月末に当社の特許製品L. reuteri菌をネスレ社の他の製品にも使用可能とする権利を譲渡する新たなライセンス契約に調印しました。上記の1歳以上の乳幼児向けのL. reuteri菌Protectis入りの育児用粉乳はこの契約に基づいて販売開始されました。

2014年度初期の主なイベント
2014年1月から9月の販売開始製品
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乳児疝痛予防効果が試験で示唆
健康な新生児468例を対象にした試験において、プロバイオティクスであるL. reuteri菌Protectisを摂取したグループの泣き時間はプラセボグループの半分以下であったという結果が2014年1月に発表されました。さらにL. reuteri菌Protectisを摂取した乳幼児はプラセボ群に対して逆流や便秘が有意に減少しました。

この研究は定評のある医学雑誌JAMA (2014年1月13日版)に掲載されています。

Bio Gaia社による糖尿病の臨床試験において有意差なし
2012年5月に当社はL. reuteri菌Protectisの2型糖尿病患者の血糖値に与える影響を検証する二重盲検、プラセボ比較試験を実施しました。事前の予備試験では良好な結果が得られていたにも関わらず、本試験では両群間に有意差が示されませんでした。
ネスレ社との補足契約などを含む大きな契約調印
2012年2月に当社はとネスレ社は、ネスレ社が育児用粉ミルクにL. reuteri菌Protectisを特許の残存期間中使用できるとするライセンス譲渡契約を結びました。この契約により、EUR40百万を前払金として受領しました。残りのEUR10.8百万は2014年から2017年にかけてマイルストーンの達成時に支払われることが決まりました。初回のマイルストーンの支払いEUR3.6百万を受領し、2014年2月に計上しました。

その後も当社とネスレ社との協力関係は継続、拡大しており、2014年3月には、原契約に係る補足契約を結びました。この補足契約により2014年第2四半期からの3年間でネスレ社は約SEK92百万(EUR10.4百万)のロイヤリティを当社に支払うことになりました。これにより当社は小児分野のある特定分野の臨床試験を行う予定です。さらに当社は、新たな分野でネスレ社向けの新製品を開発する予定です。

当社は2012年から残りのマイルストーン達成時に支払われることになっていた残りのEUR7.2百万を本補足契約に基づいて直ちに受取ることになりました。これによりマイルストーン達成の条件付きであったEUR10.8百万(SEK95.4百万)を2014年第1四半期に受け取り計上しました。

小児の一般的な感染症に対する予防可能性が臨床試験で示唆
託児所に通っている336例の健康な小児にL. reuteri菌Protectisを摂取させる臨床試験をメキシコで実施したところ、下痢や呼吸器感染のリスクが有意に下がりました。この試験結果は、L. reuteri菌Protectisを健康小児に投与すると下痢のエピソードを減少させる予防効果があるという以前にも発表されていたデータを裏付けるものとなりました。さらにL. reuteri菌Protectisを摂取していた小児は呼吸器感染症、発熱回数、発熱による抗生物質の投与、及び欠席日数も少ないことが示されました。

本試験の結果は2014年3月17日の小児用医学雑誌で発表されました。

インドでのドロップ販売契約に調印
当社とPharma Base SAは、2014年6月にBioGaia ProTectisベイビードロップのインドにおける販売権に関する独占契約に調印しました。Pharma Base社はインド国内の代理店と協力してベイビードロップのマーケティングと販売活動を行い、バイオガイアブランド名で販売します。商品の販売登録は2014年で、販売開始は2015年からの予定です。

UKでの新たな独占販売契約に調印
6月に当社とNestlé Nutrition UK社で締結した契約により、ネスレ社の子会社SMAが英国及びアイルランドにおいて当社のProTectisベイビードロップを独占的に販売できることになりました。このドロップは英国では知名度が高いSMAブランドの要素を取込みながらバイオガイアブランド名で販売されます。販売開始は2015年の予定です。

Eslövの子会社TwoPac社の生産施設を拡大
2012年にEslövで建設されていた新しい生産工場が完成しました。この建設費用は主に当社が融資しました。また、当社は2014年6月にEslövにあるTwoPack社の工場を拡大することを決定しました。このため当社は新施設の建設のために3年間で約SEK16百万の設備投資を行う予定です。

従業員
2014年12月31日現在の当グループの従業員数は95名(85)です。

従業員に対するインセンティブ制度
2012年年次総会での決定を受け、当社は、2012年6月にバイオガイアグループ全従業員に対しワラントプログラムを実施いたしました。詳細は、"株式資本"の項に記載。

親会社及びグループ企業に関する重大なリスクと懸念事項
日本子会社は2006年にオフィスを開設して以来赤字の状態でした。日本市場において従来から実践されていたビジネスモデルでは想定通りの結果が得られないと判断し、2010年に他の市場で成功しているビジネスモデルに方向転換する決断が下されました。貸借対照表日現在、バイオガイアグループ企業における日本子会社の資産はSEK6.3百万と報告されています。この資産に対する評価損についてはバイオガイアの評価額に表示されていません。親会社側の日本子会社への売掛金は償却されました。貸付金及び持ち分も0で記載されています。

バイオガイア社が90.1%出資するCapAble社は、特許製品のキャップLifeTop Capを2008年11月から製造販売しています。親会社である当社が保有するCap Able社の持ち株はSEK6.9百万になります。CapAble社は2008年にオフィスを開設して以来赤字の状態でした。バイオガイア社は、CapAble社に対して、2009年、2010年に合計でSEK6百万の条件付き出資をしました。また、2010年から2013年の間に、当社はCapAble社に対してSEK12.7百万を出資しました。CapAble社の2014年度の税引前利益及びグループ企業からの投資はSEK2.9百万(-2.6百万)でした。貸借対照表日現在、バイオガイアグループ企業におけるCapAble社の資産はSEK3.6百万と報告されています。当社はCap Able社が今後数年間で黒字化すると見込んでおり、そのため貸借対照表日において評価損を計上しておりません。

バイオガイア社が90.1%出資する子会社のIBT社は2013年11月に設立されました。2013年11月に当社役員会で、未熟児に発症する致死率が高い壊死性腸炎に関する薬の開発(試験結果の分析、文書作成を含む)のための長期プロジェクトの第I相試験に投資をすることを決定しました。当社は今後2年間でこのプロジェクトに対してSEK42百万を上限として投資いたします。さらに当社は、IBT社に対してSEK11.0百万の条件付きの出資をしました。貸借対照表日現在、バイオガイアグループ企業におけるIBT社の資産はSEK7.6百万と報告されています。当社はIBT社が今後数年間で黒字化すると見込んでおり、そのため貸借対照表日において評価損を計上しておりません。

詳細は事務報告及び2013年度年次報告書をご覧ください。

会計方針
グループ会社に関する中間決算報告は国際会計基準第34号(IAS34)、中間財務報告基準及び年次会計基準に従い、親会社の中間決算報告は年次会計基準に従い作成されています。
本連結決算報告は、欧州法規適用委員会が欧州における承認基準として承認している国際会計基準審議会(IASB)が発行した国際会計基準(IFRS)、及びIFRS解釈指針委員会(IFRIC)によって公表された解釈に準拠して作成されています。
特段の記述がない限り、親会社、及びグループ会社の会計基準及びバリデーション基準は、最新の会計報告書と同じ基準に基づいています。

新たな会計基準
2014年1月1日に効力を発効した従来の基準に加えられた軽微な変更及び新たな解釈を除き、本報告書は2013年度の年次報告書が基準とした会計基準に相当する基準に従っております。新たな変更は、親会社、及びグループ会社の損益、財務状況及び開示事項に重大な変更を及ぼすものではないと思われます。

2014年の新たなセグメント毎の報告
2013年秋より当社の事業組織を再編し、小児用製品事業部、成人用製品事業部、新事業部の3つの事業部門を作りました。2014年第1四半期からの当社の売上及び総利益などは事業部毎に報告していきます。新たな形式による報告との年度比較を容易にするために今までのセグメント毎(完成品、その他の関連商品)による売上、総利益は、2014年度の報告でも行います。

今後の見通し
バイオガイア社の目標は強靭な価値のさらなる向上と株主の皆様への高配当です。この目標は、バイオガイアブランド製品の拡大、既存のお客様のみならず新規のお客様に対しての売上げの増加、適正なコスト管理などを通して実現することができます。

財政面での目標は、当社のさらなる成長、発展、研究開発への投資の拡大、バイオガイアブランドの地位確立などを通じて、営業利益率(売上に関連する営業利益)を少なくとも30%とすることです。

当社役員会は、税引後利益の40%を株主に還元していくことを決定いたしました。

画期的な製品(その多くがバイオガイアブランド名の製品)の増加により、当社の製品ポートフォーリオが充実してきたこと、及び複数の臨床試験で当社製品に関する良好な結果が示されていること、並びに主要な市場で大きなシェアを誇る当社の販売ネットワークが拡大していることなどを鑑みますと、バイオガイア社の将来はとても輝かしいものであると確信を持っております。

利益処分案
以下の、親会社の利益処分案に関しては年次総会で決定される予定です(単位:百万SEK)。
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取締役会及び社長は、普通配当をSEK3.46とし、加えて当社の健全な流動資産の状況がよいこと及びバランスシートが健全であることを考慮して特別配当をSEK1.54とする一株当たりSEK 5.00の配当を当期総会において提案する予定です。この配当はトータルSEK86.4百万になります。残りのSEK245.4百万は、次期会計に繰越す予定です。

連結包括損益計算書
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関連会社間取引

親会社は、バイオガイア バイオロジクス株式会社(米国)、バイオガイアジャパン株式会社(日本)、 Tripck株式会社の株式を100%保有する。2013年7月1日から、親会社は、TwoPac AB(以前は50%)の株式100%を保持する。親会社は、CaPable株式会社(スウェーデン)の株式の90.1%とInfantBacterialTherapeutics株式会社の株式91%を保有する。

アンウオール&ロスチャイルド投資株式会社は、株式資本の8.7%、議決権の34.1%に相当するクラスA株式740,668株、クラスB株式759,332株を保有しています。バイオガイア社のピーター・ロスチャイルド社長と、取締役会のメンバーであるジャン・アンウオールが所有している会社です。
本年度に親会社とアンウオール&ロスチャイルド投資株式会社の間で行われた取引は一株当たり7SEKの分配のみで、これ以外の取引は一切ありません。

Bo Möllstamはテクニカルディレクター兼バイオガイア社の経営管理メンバーです。会社に雇用はされていませんが、コンサルタント契約のあるSynergonABのパートナーであり、同社を通して手数料を請求しています。今年度の支払額はSEK9.7百万でそのうちSEK5.5百万が特許申請手数料に関するもので残額がコンサルタント料となっています。

Helen OlssonはHRディレクター兼経営管理メンバーです。彼女は会社に雇用されていませんが、SpireanABのパートナーで、この会社を通してコンサルタント料を支払っています。今年度はSEK0.8百万の請求がありました。

親会社と関連会社間取引
バイオガイアジャパンとの取引
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財務カレンダー

2014年度年次報告書は、2015年3月の最終の週に株主に配布いたします。同時に当社のウエブサイトでもご覧いただけますが、入手ご希望の方は、電話番号+46 8-55529300またはe-mail (info@baiogaia.se)でお申込みください。

2015年2月12日    9:00a.m. 電話会議
2015年5月 7日    中間報告(2015年1月1日から3月31日)
2015 年 5月 7日    4:00pm年次総会 場所:Lundqvist & Lindqvist Klara Strands onferens, Klarabergsviadukten 90ストックホルム。
年次報告においてご意見ご質問がある方は、2015年3月20日までに取締役会会長宛に郵便(住所:BioGaia AB, Box 3242, SE-103 64 STOCKHOLM ,Sweden)またはメール(pea@biogaia.se)にてお申し出ください。
2015年8月18日    中間報告(2015年1月1日から6月30日)
2015年10月23日   中間報告(2015年1月1日から9月30日)

本年次報告書に含まれる親会社及びグループ会社の企業活動、財務状態、営業活動、また、親会社及びグループ会社がさらされる可能性がある重大なリスク・懸念事項には、誤りがなく、公正な記載がなされています。

2015年2月12日、スウエーデン、ストックホルム

David Dangoor        Jan Annwall        Stefan Elving
会長            取締役            取締役

Inger Holmström          Jan Litborn            Brit Stakston
取締役             取締役            取締役

Jörgen Thorball          Paula Zeilon        Peter Rothschild
取締役             取締役            社長




年次報告書(中間報告)のレビュー報告
IAS第34及び会計基準法第9章(1955:1544)に準拠して作成


序文
当監査法人は、バイオガイア社(企業ID番号556380-8723)の年次報告に関する財務情報(2014年12月31日付年次報告)及び要約損益計算書、株主資本変動計算書、キャッシュフロー、及び重要な会計方針の要約、並びにその他の説明情報に関してレビューを行った。取締役及び社長の責任は、IAS34(国際会計基準「財務報告」)に準拠して、本年次決算報告書を作成し、公正妥当に開示することにある。当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、本年次決算報告書に対する意見を表明することである。
レビューの範囲
当監査法人は、スウエーデンの監査業務基準(SÖG)2410に準拠してレビューを実施した。年次報告の監査は、事業体の独立監査法人が実施する。年次決算報告書のレビューには、主に財務、経理業務責任者への質問、分析、その他のレビューが含まれる。ISA(国際会計基準)及びその他の一般的に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して実施される監査と比較すると、レビューは、異なる点に焦点を当てており、その範囲も、実質的には狭い。 レビューの過程において発見される事項は、監査を実施した場合に発見されるかもしれない重要事項の発見と同じレベルであるとの確信を持つことはできない。よって、レビュー結果に基づいて表明された結論は、監査に基づいて表明された結論と同程度の確信をもってなされるものではない。
結論
当監査法人のレビューの結果、添付の年次決算報告書のすべての資料すなわち、バイオガイアグループ及び親会社の財務状況及び、グループ会社及び親会社の財政実績などはIAS34国際会計基準及びスウェーデン会計基準法に準拠、親会社においては、スウェーデン会計基準法に準拠し、公正かつ適切に表現されていないと判断するような事由は、いかなる点においても認めらなかった。

2015年2月12日 スウエーデン、ストックホルム
グラントソーンソンスウエーデン会計事務所
公認会計士
Lena Möllerström Nording











バイオガイア株式会社 会社概要
バイオガイア社は、プロバイオティクス製品の開発、上市、販売を行うバイオテクノロジー企業です。製品には主に数種類の乳酸桿菌L. reuteri菌を使用し、独自のパッケージ方法により菌を長期間生存させて保存、販売しています。製品の効果は、臨床治験データにより実証されています。
 
親会社のバイオガイアABのクラスB株は、スウェーデンス、ストックホルム株式市場ナスダックOMX 証券取引市場のミッドキャップリストに上場しています。

バイオガイア社の従業員数は95名で、内訳は、ストックホルムに34名、ルンドに28名、エスロブに22名、米国のローリーに3名、日本の広島に6名、中国の上海に2名となっています。

ビジネスモデル
バイオガイア社の収入は、主として販売代理店への完成商品(消化補助錠剤、ドロップ、水分補給飲料、オーラルヘルスケア製品)の販売によるものですが、その他にも培養したL. Reuteri菌の販売(例えば乳児用粉ミルクや乳製品に使用)、またLactbacillus reuteri菌の特許使用に伴うライセンス収入、ストロー、キャップなどのパーッケージ制作売上げも含まれています。

これらの製品は、世界中約85ヶ国において栄養補助食品、食品、自然健康食品、製薬などの企業を通じて販売されております。バイオガイア社は、すべての主な市場において、L. reuteri菌の使用及びパッケージ法の特許を有しています。

バイオガイアブランド製品
2006年の初頭に、バイオガイア社は、消費者製品の自社ブランドを立ち上げました。今日では、多くの市場で販売代理店を通じてバイオガイアブランドの完成商品を販売しています。バイオガイアブランドの製品の売上シェアを上げていくことは、当社の戦略の中核の一つに位置付けられています。

当社の完成商品を自社ブランド名で販売している販売代理店もあります。 当社は製造業者であり、ライセンサーであるため、この場合には、バイオガイアのブランド名がパッケージに記載されています。

当社からライセンス使用権譲渡を得てL. reuteri菌を自社製品に加え、自社ブランドで販売している企業(ライセンシー)もあります。この場合、パッケージにはバイオガイアブランド名がライセンサー/特許権者として記載してあります。

研究及び臨床試験
L. reuteri菌は世界中で最も多く研究されているプロバイオティクスの1つで、特に小児の分野での研究が知られています。今日までに約11,700名の幅広い年代の被験者を対象とした、ヒト由来L. reiteri菌に関する臨床試験が137症例も実施されています。その結果は科学ジャーナル紙に108に及ぶ記事として発表されています。
実施した臨床試験を以下に記します。
    •乳児疝痛、及び乳幼児の消化補助
    •抗生物質関連下痢(AAD)
    •急性下痢
    •歯肉炎(歯肉の炎症)
    •歯周病
    •全般的な健康
    •ヘリコバクターピロリ菌 (細菌性の胃潰瘍)
•壊死性腸炎(NEC)

臨床試験の報告
臨床試験の結果を公表することは、バイオガイア社の成功を導く上での重要な鍵となります。国際医学雑誌編集者委員会は、臨床検査医師に対して試験の被験者登録前に、実施許可を得た試験としてとして、試験デザインの登録を求める方針を打ち出しました。以来、レギストリ登録は、臨床試験の結果を主要な医学雑誌に投稿するための必須条件となってきました。ClinicalTrials.govは米国立衛生研究所の臨床試験登録用のサイトです。バイオガイア社は、当社の製品の臨床試験を行う臨床医全員に対して、このレジストリに試験の登録をすることを奨励しています。従って、多くの試験は早い段階で登録さているため、登録済みの試験であっても当初の試験計画通りに実施されない場合もあります。従いまして、当社は、登録されている試験が完了しているか、並びにレジストリまたは科学文献で公表されたかどうかについては責任を負いかねます。当社の事業に関わる臨床試験の重要な結果が実際に入手可能となった場合には、当社はプレスリリースを通じてご報告いたします。


バイオガイアの最新プレスリリース
2015年2月10日      ネスレ社バイオガイアのプロテクィクスを使った新商品を発売
2015年1月12日      バイオガイア社はベトナムにおける独占販売権を締結
2015年12月11日    バイオガイア社の製品が成人の便秘に効果

本リリースに関するお問い合わせ先
BioGaia AB Box 3242. SE-103 64 STOCKHOLM
Street address: Kungsbroplan 3A, Stockholm
Peter Rothschild, Chief Executive Officer , telephone: +46 8 555 293 00

BioGaia JAPAN
〒108-0074 東京都港区高輪4丁目18-12 TEL:03-6721-6515
野村 慶太郎,国内法人代表取締役, 090-3376-4877

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