L. reuteri ロイテリ菌を取ることによって、口腔内のpHはどうなりますか?

2019年08月28日

飲食の後は、口腔内の細菌が糖分をもとにして酸を産生します。そのため、歯垢のpH*1が低下します。平常時はpH6.8くらいが平均値ですが、飲食後はpH4~6に低下し、その後ゆっくり1時間位かけて回復します。

 

pHが低下する、すなわち酸性に傾くと歯の 脱灰*2が進み、臨界pHを超えると歯のエナメル質が溶けはじめます。臨界pHはpH5.5以下であるといわれています。これが唾液などの働きにより、アルカリ性のほうへpHが上昇してくると、再石灰化するようになります。このバランスが崩れ、脱灰が進みすぎると「むし歯」が発生します。そのカギを握るのが唾液です。L. reuteri ロイテリ菌は脱灰しないことが確認されています。

 

*1pH……水素イオン濃度を表す指数。液の酸性・アルカリ性の程度を表すのに使い、中性では7、酸性では7より小さく、アルカリ性では7より大きい。

*2脱灰……酸によって歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出していくこと。