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【プレスリリース】広島大学および安芸太田町との産官学連携プロジェクトについて

2023年02月28日

スウェーデン発のバイオベンチャーと安芸太田町、広島大学が日本に伝わる「身土不二」の考え方に着目。 安芸太田町から、土壌細菌に根ざした健康寿命延伸運動の確立をめざします。

 

東京都港区六本木1-10-3 スウェーデン大使館ビル内1F

バイオガイアジャパン株式会社

 

2023年2月28日、バイオベンチャー「BioGaia AB(スウェーデン ストックホルム/以下、BioGaia)」の日本法人「バイオガイアジャパン株式会社(港区六本木/以下、当社)」は、広島県内有数の長寿地域である安芸太田町(広島県山県郡) 並びに広島大学と産学官連携し、同町住民の長寿と生活圏内の土壌細菌、環境細菌の関連性を調査する共同研究に着手します。

当社の海外研究によれば、居宅の周辺で収穫した野菜や植物の摂取を通じて獲得した生活圏内の環境細菌、特に土壌細菌と住民の人体常在菌(マイクロバイオーム)のシンクロ率(同一性)や親和性が高ければ高いほど住民の健康寿命が長くなる傾向にあることが予測されており、今般、同町における本格研究によってその仮説を調査・実証することを目的としています。

日本には古来から禅宗などに「身土不二」という言葉が存在し、土と身体は不可分のものという考え方があります。

高齢化によって人口と産業の空洞化が進んでいる中山間地域では、地域経済の活性化を企図して新たな地域特産農作物の創出運動などが数多く試みられていますが、労働力不足や気象条件、商品の市場競争力などに課題を残すケースが多くあります。

当社と致しましては、これまでのそういった取り組みとは全く異なる、微生物専門のバイオ企業ならではの視点からのアプローチによって「土自体が他が真似できない地域の固有財産」「その土地ではすべての普通の農作物が長寿食」といった新しい地域活性化メソッドの創出をめざします。

 

農業が盛んな地域で平均寿命が長い傾向にある理由を安芸太田町をモデルケースに研究

当社が試験農場を持つ安芸太田町は広島県内では有数の農村地域。平均寿命は男性が80.3歳、女性が87.1歳と、広島県全体の平均寿命(男性79.9歳、女性86.9歳)よりも男性が0.4年、女性が約0.2年長命。さらに全国平均(男性79.6歳、女性86.4歳)と比較するとさらに長くなっています。

※出典:安芸太田町国民健康保険第2期 データヘルス計画 2019年1月発行の資料より

農村地域には平均寿命の長い市町村が数多く存在しており、そうした地域は自家栽培の野菜などから、日常的に地元固有の土壌細菌を摂取する機会が多いと考えられます。

本プロジェクトでは、統計的な全国平均値や都道府県別平均値だけを参照するのではなく、より狭い範囲の特定市町村レベルでの土壌細菌と地域住民の寿命や健康寿命の関わりを深く調査することで、微生物の観点から見た地産地消のメリットや、日本に伝わる「身土不二」の理念を科学的に検証。広島県から日本全国へ、そして日本から世界へと拡大していける新たな健康寿命延伸理論の確立をめざします。

バイオガイアジャパン株式会社

BioGaia ABが特許を保有する「L.ロイテリ菌」を配合したサプリメントの販売、歯科や小児科などの医療機関への治験データの提供を行う日本法人。善玉菌で体内菌のバランスを整える「バクテリアセラピー」を推進中。

本社所在地:東京都港区六本木1-10-3-901 スウェーデン大使館ビル内1F

https://www.biogaia.jp

 

■BioGaia AB

世界で最も学術文献数が多いといわれ、全身の免疫バランスの調整や便秘の予防、口臭の抑制などに役立つことで知られるプロバイオティクス「L.ロイテリ菌」の特許などを保有するスウェーデンのメディカル・バイオベンチャー企業。ノーベル生理学・医学賞の審査本部で知られるカロリンスカ医科大学との共同研究により開発された製品は自社やパートナー企業などを通じて世界100の国と地域で販売されている。

現在ではバイオガイアの「L.ロイテリ菌」に関して、日本の広島大学、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)など様々な機関で250を超える基礎研究や臨床研究が行われている。

https://www.biogaia.se

■本件に関する問い合わせ先

pr@biogaia.jp

プロデンティス ブラシ シリーズ発売のお知らせ

2021年09月10日

化学物質・殺菌成分ゼロ。水と乳酸菌だけ。

36世紀ぶりに登場した「削らない」次世代歯磨き

 

2021年9月、スウェーデンのバイオ・メディカルベンチャーBioGaia ABの日本法人であるバイオガイアジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒田 義朗) は、のべ20,000件以上の歯科医院などで導入が進むプロバイオティクス製品(善玉菌サプリメト)に加えて新たなオーラルケア製品としてプロデンティス®️ブラシ「Prodentis®️ brush」シリーズを販売します。

 

歯磨き粉が口内細菌叢に与える影響

酸化アルミニウム、サッカリンナトリウム、ポリエチレングリコール・・・。

現在を歯磨き粉やマウスウォッシュは、吐き出すことを前提にとして食品として制限を受けている成分が配合されています。

こうした研磨粒子や殺菌成分は歯の表面を削り、また口腔内フローラの悪玉菌のみならず、体に本来必要な常在菌にも悪影響を与えることがわかっています。

また、欧米諸国では歯磨き粉を使わないというムーブメントも起こっています。

 

歯磨き粉を使わずに磨ける革新的な歯ブラシの開発

バイオガイアのプロデンティス®️ブラシは、提携企業の特許技術により歯の表面のミクロの傷をミネラルで補修しながら、歯磨き粉を使わずにすっきりと磨くことができる画期的な製品。

歯の表面を美しく仕上げ、また歯磨き粉による口腔内フローラへのダメージを無くすことで、より健康的な口内環境を整えてくれます。

悪玉菌だけを抑制できるプロバイオティクス

プロデンティス®️ブラシシリーズにはバイオガイアが特許を持つ善玉菌L. ロイテリ菌DSM 17938が配合されており、むし歯菌や歯周病菌などの口腔内だけでなく、ピロリ菌や悪性大腸菌など、幅広い悪玉菌をコントロールすることができます。

また体に必要な常在菌には悪影響を与えないこともわかっており、体内菌の多様性を健康的に保つことができます。

さらにプロデンティス®️ブラシ プロには歯ぐきの健康をコントロールできるL. ロイテリ菌ATCC PTA  5289も配合。

歯周病世代により適した製品となっています。

 

■プロデンティスブラシ特設サイト

https://prodentis-brush.jp

 

■本件に関するお問い合わせ先

バイオガイアジャパン株式会社
担当:松井
メール:pr@biogaia.jp

電話:0570-081-055

バイオガイアジャパンの歯科用ロイテリ菌サプリ「プロデンティス」に新フレーバー登場

2020年12月08日

2020年12月、スウェーデンのバイオ・メディカルベンチャーBioGaia ABの日本法人であるバイオガイアジャパン株式会社(本社:東京都港区高輪、代表取締役社長:野村慶太郎) は、のべ2,000件以上の歯科医院などで導入が進むプロバイオティクス製品(善玉菌サプリメント)に食べやすいアップル味の「バイオガイア・プロデンティス マム(BioGaia Prodentis MUM) 30錠」が追加されました。

■低体重児早産のリスクを高める妊婦歯周病の、予防と治療促進のために

妊婦中の女性はホルモンバランスの変化や食生活の偏りなどの複合的な要因によって通常よりも歯周病リスクが高まるといわれています。
さらに妊娠中に歯周病に罹患していることで、低体重児早産のリスクは7倍にも上ります。バイオガイアは、歯科医院での妊婦歯科検診の受診啓蒙とともに、当社のL.ロイテリ菌プロデンティス®︎(L.reuteri DSM 17938、L.reuteri  ATCC PTA 5289菌株)の摂取を推奨しています。

 

■アップル味の「バイオガイア・プロデンティス マム 30錠」

当社は日本国内の大手衛生用品・食品メーカーに先駆けて、口内の健康をプロバイオティクス(善玉菌)で守るというコンセプトを提案し、10年以上前から日本国内の歯科医院が取り扱うプロバイオティクスの中で最高レベルのシェアを維持しています。
本製品は歯科向けのバイオガイアの製品群の中で最も販売数の多い「プロデンティス 」の新フレーバーです。従来の「プロデンティス 30錠」のミント味は、刺激に敏感な妊婦の方から改善の要望を受けていました。そうした中、スウェーデンBioGaia AB社のCEOであり、初の女性社長であるイザベル・デュセラーの主導の基に、刺激を減らしつつ爽快感のあるアップル味を開発し、商品化いたしました。

 

 

■商品ページ

プロデンティス マム 30錠

■本件に関するお問い合わせ先

バイオガイアジャパン株式会社
松井
メール:pr@biogaia.jp
電話:03-6721-6515

バイオガイアAB 経営中間報告書 (2020年1月1日から3月31日)

2020年04月01日

製品の売上増加により、今年は順調なスタート

 スウェーデンのバイオガイアAB(以下バイオガイア)の純売上高は7%増(為替の影響を除くと4%)のSEK182.8百万(171.3)でした。製品の売上高、ロイヤルティ収入を除く純売上高はSEK1億7,700万(164.5)となり、8%増加しました。(為替の影響を除くと5%)。

 

 小児科領域内の純売上高は7%増のSEK142.5百万 (133.6)に達し、小児科領域内の製品売上高は9%増のSEK1億3930万(1億28.1万)でした。

 

 成人向けヘルスケア製品の純売上高は7%増加の40.2百万SEK(37.6)でした。

 

 営業費用は1%減のSEK77.4百万(78.0)でした。営業利益は20%増のSEK5560万(46.4)で、これは営業利益率30%(27%)に相当します。

 

 税引後利益はSEK41.7百万(35.6)で、17%増加しました。

 

 一株当たりの利益はSEK2.41(2.06)に達しました。また、希釈効果は生じませんでした。

 

 キャッシュフローはSEK67.4百万(29.3)でした。

 

2020年第一四半期の主なイベント

2020年2月11日 

 バイオガイアは無作為二重盲検プラセボ対照試験により、プラセボと比較して、L.reuteri Prodentisの摂取が歯茎の出血を著しく減少させたことを発表しました。

2020年3月16日 

 バイオガイアは、バイオガイアがアルゼンチンでBioGaia ProtectisドロップとBioGaia Protectisタブレットを販売する独占権についてETHICAL NUTRITIONとの契約を締結したことを発表しました。

2020年3月30日 

 バイオガイアは新型コロナウイルス(Covid-19)の大流行のために多くの予防策を講じ、現在までのところ事業への影響は限定的であることを発表しました。

 

第一四半期終了後の主な出来事

 4月3日、バイオガイアは、バイオガイアの取締役会が新型コロナウイルスの世界的な拡大に関連する不確実性増大の結果として、2020年5月7日の年次総会に先立って配当案の改訂を決定したことを発表しました。以前提案されていた一株当たりSEK4.25の追加配当が撤回される一方で、一株当たりSEK3.75の通常配当がそのまま残るという修正案が提案されました。理事会は追加配当の可能性を再検討する予定であり、新型コロナウイルスのパンデミックの影響についてのより良い概要が得られ次第、年内に臨時総会を開催する予定です。

 4月7日、バイオガイアは年次総会が2020年5月7日木曜日の16:00CETにスウェーデン医学会の施設で開催されることを発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、バイオガイアは、株主の皆様が今年の年次総会に出席することを控えてくださるようお願いしています。したがって、バイオガイアは全ての株主の皆様に対し、代理人による代理、または事前投票の機会の利用を慎重にご検討いただくよう要請します。

 

CEOのコメント

 2020年の第一四半期は、新型コロナウイルスの大流行が世界全体、そしてバイオガイアへも影響を与えたことが特徴付けられます。私たちの主な目的は従業員と私たちのビジネスを起こり得る悪影響から守ることです。3月初頭に国際線の利用禁止と全ての従業員の大規模な集会への出席を禁止するとともに、厳格な検疫ポリシーを導入しました。その数日後、私たちは全てのオフィスを閉鎖し、在宅勤務が可能な従業員全てが自宅にて仕事を開始しました。スウェーデンのEslövにある自社工場BioGaia Productionでは、製造はこれまで混乱なく通常通り行われてきました。これまでのところ、バイオガイアの外部サプライヤーは全て製薬会社であり、閉鎖要件が免除されているため、大きな混乱は発生していません。新型コロナウイルスのパンデミックがどのように進展するかに関係なく、この状況がもたらす課題に対応するために、今年中は引き続き対応が必要になります。この状況下にも当社の製品が重要な役割を果たしていることを確信しており、全世界で製品を利用できるよう全力を尽くし、パンデミックによるビジネスへの悪影響を最小限に抑えます。」とバイオガイアの社長兼CEOであるIsabelle Ducellierは言っています。

 

詳細およびCEOのコメント全文については中間報告書を参照ください。

 この情報はBioGaia ABがthe EU Market Abuse Regulationに従って公開する義務があることを示す情報です。情報は2020年5月7日8:00 CETにCEOを通じて公開されました。

COVID-19感染拡大に関するBioGaiaの最新状況について

2020年03月30日

謹啓 平素よりBioGaia製品のご利用ありがとうございます。

 BioGaiaではCOVID-19感染拡大による事業への影響を注視し、多くの予防策を講じており、現在のところ業務への影響は限定的です。

 皆様に製品の安定した供給を継続するため、状況を注意深く見守りながらも、必要に応じて適切な措置を迅速に講じる準備をしています。

 BioGaiaの自社生産工場であるスウェーデンのBioGaia Productionでは、スタッフの安全と確実な製品供給のため、衛生面と洗浄工程の管理がさらに厳格化され、工場では訪問者の立ち入り禁止といった厳格な防疫管理を行った上で通常どおり稼働しています。またBioGaiaの外部原料サプライヤーはすべて医薬品の製造業者であり、ロックダウンと呼ばれる封鎖要件からは免除されており、そのため今日までBioGaiaの外部原料サプライヤーからは混乱なく供給を受けています。

 BioGaiaは現在でも世界中のパートナーと緊密かつ継続的なコミュニケーションを取りながら、供給を確実に行い消費者の方々の需要に対応し続けており、主な流通ルートである世界各国のドラッグストアや薬局をはじめとした医療機関およびウェブサイトなどにも重大な問題はありません。

 BioGaiaにとって従業員の健康と安全は最優先事項です。 39日、すべての従業員に対して国際線の出張禁止と大規模な集会への参加を禁止し、厳格な防疫管理を施行しました。また313日には製造や流通に関わらないオフィス施設を封鎖し、そこで働く全ての従業員が自宅勤務となっています。

 今後も状況を注視し、事態が大幅に変化した場合は、本サイトにも新しい情報をお知らせいたします。

謹⽩

船員を対象としたL. ロイテリ菌プロデンティスの臨床試験結果が、Journal of Periodontologyに掲載されました。

2020年02月28日

2020年2月11日のBioGaia ABプレスリリースより

ドイツのヴュルツブルク大学歯周病学分野のウルリッヒ・シュラーゲンハウフ教授を責任医師として72名の船員を対象に試験を実施。

本臨床試験では72名の健康な船員を42日間にわたり毎日L. ロイテリ菌プロデンティス L. reuteri ATCC PTA 5289 + L. reuteri DSM 17938)を含有するロゼンジを2錠(4×108CFU/日)摂取する群とプラセボを摂取する群の2群のいずれかに無作為に割りつけました。試験は船員が海上での6週間の軍事演習に参加中で、医療関係者による口腔洗浄又は口腔ケアの指導を受けることなく行われました。 本臨床試験の責任医師であるドイツのヴュルツブルク大学歯周病学分野のウルリッヒ・シュラーゲンハウフ教授は「オーラルケアの機会が限られている健康な方は、日常的にL.  ロイテリ菌含有のロゼンジを補完的に摂取する事で簡単かつ安全な方法で口腔内の健康を改善・維持することができる」と述べています。

ヴュルツブルク大学
ウルリッヒ・シュラーゲンハウフ教授

 

また、スウェーデンのバイオガイアABのイザベル・デュセリアCEOは、「L. ロイテリ菌 プロデンティスに関する良好なデータはこれまでにも多数発表(47の科学雑誌など)されていますが、本試験の結果により良好なデータが追加され、多くの市場において当社のオーラルヘルスケアプロバイオティクス製品を販売することへの関心が高まっています。」と述べました。
本臨床試験の結果はJournal of Periodontology (歯周病学会ジャーナル オンライン版202024日版)に掲載されました。

 

試験結果の詳細はこちらをご覧ください(医療従事者向け)。

本リリースについてのお問い合わせ先

バイオガイアジャパン株式会社 /    広報担当:松井

メール:pr@biogaia.jp

「Osfortis」を米国で販売開始

2019年05月15日

当社の新製品Osfortisが、Everidis Health Sciences社を通じてアメリカで販売開始されます。

「このたび当社のパートナー企業Everidis社がアメリカでOsfortisを販売することを大変喜ばしく思います。アメリカはこの分野の製品に関して大きな可能性を持った重要な市場です。そして今後他の地域の市場においても段階的にOsfortisの販売を進めていきます。」と、当社のIsabelle Ducellier CEOは述べました。

 

他の製品シリーズと同様に大規模な臨床試験も実施

2018年6月にスウェーデンのエーテボリ大学で実施されたその研究では骨密度の低い90名の高齢女性を対象に、当社のL. reuteri菌株ATCC PTA 6475を使用した無作為化二重盲検プラセボ対照試験が行われました。

 

詳細はこちらにお問い合わせください。

バイオガイアジャパン株式会社 /    広報担当:松井

メール:information@biogaia.jp

『Osfortis・プレスリリースの件』とご表記の上お問い合わせください。

L.reuteri菌により高齢女性の骨密度減少が抑制

2018年08月07日

2018年6月26日〜発表

20171124日付のプレスリリースでお伝えしたように、90名の女性を対象としたL.reuteri菌株ATCC PTA 6475とプラセボを補助的に摂取させた無作為化二重盲検プラセボ対照試験において、L. reuteri菌群はプラセボ群よりも骨密度減少の抑制効果が高いことが示されました。本試験はオンラインの情報サイトJournal of Internal Medicine (ジャーナル・オブ・インターナル・メディシン)で現在公表されています。

reuteri ATCC PTA 6475はもともとヒトの消化管に自然に生息する細菌で、動物の骨に有益な効果をもたらすことが認められています。

(さらに…)

BioGaia ABが薬剤耐性との戦いを支援する財団を設立。 日本では歯科医療分野から

2018年07月03日

2018年5月、スウェーデンのバイオテクノロジー企業BioGaia ABは、近年問題になっている抗生物質耐性(薬剤耐性)との戦いを支援するための財団「THE FOUNDATION TO PREVENT ANTIBIOTIC RESISTANCE」を設立しました。

同社の日本法人であるバイオガイアジャパン株式会社でも、薬剤耐性問題の啓蒙や、抗菌剤(抗生物質)の濫用を防ぐためにプロバイオティクスである乳酸菌「L.ロイテリ菌」を利用したバクテリアセラピーの推進を行なっています。

20世紀初頭のペニシリン発見以降、人類は数多くの抗生物質を発見し、それを使用した抗菌剤が開発されてきました。現在では世界各国での抗菌剤濫用によって、さまざまな病原菌が抗菌剤に対する耐性(薬剤耐性)を持ち、これまでは効果のあった薬が効かなくなるという問題が起きています。

G7の間で共有されたオニールレポートに拠れば、2013年時点で薬剤耐性を持った病原菌が原因で死亡した人数は、少なく見積もっても約70万人。このまま何も対策を取らなければ、2050年には薬剤耐性菌によって約1,000万人が死亡すると考えられています。これは現在の悪性腫瘍による死亡者数を上回る数字です。この問題に対処するため、BioGaia ABが設立したのが薬剤耐性との戦いを支援する財団「THE FOUNDATION TO PREVENT ANTIBIOTIC RESISTANCE」です。ヒトが本来持つ免疫システムを強化することで感染を予防するための研究や教育、情報活動を行うプロジェクト・機関・個人などのうち、財団の理事会が適格と定めたものに対して資金援助が行われます。

同社の日本法人であるバイオガイアジャパン株式会社でも7月11日(水)に歯科医療関係者に向けて、薬剤耐性問題の専門家・広島大学病院の大毛教授を招いてセミナーを実施予定。このセミナーは一般社団法人広島市歯科医師会の後援を受けています。また今後も全国の歯科医療関係者に向けて情報発信を行っていく予定です。

■BioGaia AB

2016年の時点で14,000名以上の被験者を対象に臨床研究が行われ、133件以上の科学論文と10件以上の博士論文が発表されている乳酸菌「L.ロイテリ菌」の特許などを保有するスウェーデンのバイオテクノロジー企業。その製品は自社やパートナー企業などを通じて世界100以上の国で販売されている。

https://www.biogaia.se

■THE FOUNDATION TO PREVENT ANTIBIOTIC RESISTANCE

BioGaia ABの創業者ピーター・ロスチャイルドやカロリンスカ医科大学のエワ・ビョーリンなどが理事として参加する薬剤耐性との戦いを支援する財団。

http://preventantibioticresistance.com

<薬剤耐性菌に関するセミナーについて>

バイオガイアジャパン株式会社は、医療関係者を対象としてさまざまなセミナーを実施しています。お問い合わせはお電話(03-6721-6515)またはメール( information@biogaia.jp )にて、薬剤耐性菌セミナーの件でと申し添えてお問い合わせください。

バイオガイア、MetaboGenに追加投資

2018年04月18日

プレスリリース46

バイオガイアは子会社であるMetaboGenの株式追加取得を決定。今回の投資額は1170SEKです。これによりバイオガイアの株式比率は36%から62%に増加、バイオガイアはMetaboGenの大株主になります。

今回の追加取得に加えて、バイオガイアには3年以内に残りの38%の株式を購入する選択権があります。株式の追加購入価格は、多くの業績が達成された場合には最高で4000SEKになる可能性があります。

 

2014年12月、バイオガイアはMetaboGen社に1200万SEKの投資を決定したことを発表しました。この投資は2年をかけて行われますが、これには両社で合意した業績の達成が条件として含まれています。初回投資の400万SEKは2014年12月、2回目は2015年12月、3回目は2016年12月に行われました。これによりバイオガイアはMetaboGenの株式の36%を取得しています。

 

マイクロバイオーム(ヒト微生物叢)の研究は急速に発展しており、製薬企業はこの分野に多く投資しています。MetaboGenへの投資により、バイオガイアはプロバイオティクスの研究分野におけるその強固な地位を維持することが可能となります。バイオガイアは、MetaboGende の多くの研究プロジェクトを指揮していきます。これらのプロジェクトは3年かけて実施される予定であり、その費用は約2200万SEKと推定されています。さらに、MetaboGendeで既に行われている業務及び開発にかかる費用は、第三者とのライセンス契約が新たに調印されなければ1年に約1000万SEKとなります。

 

「バイオガイアと、より緊密な協力関係が構築できることを楽しみにしています。このパートナーシップは今後長く続いていくと考えています。バイオガイアの投資により、当社はマイクロバイオーム分野での治療法の研究開発を継続することが可能になりました。」と、イェーテボリ大学のFredrik Bäcked教授は述べました。

 

「マイクロバイオームは大きな注目を集めている研究分野です。MetaboGenの事業はバイオガイアグループの開発方針と完全にマッチしています。バイオガイアの中核的な事業に子会社のBioGaia Pharmaが関わっていましたが、さらにMetaboGenが加わることで、我々がプロバイオティクス研究の最先端を走り続けるために必要な基盤を強化することができました。」とバイオガイアグループのピーター・ロスチャイルド会長は喜びを語りました。

 

MetaboGenは、2011年にイェーテボリ大学のFredrik Bäcked教授及びチャルマース工科大学のJens B Nielsen教授が、GU Ventures(イェーテボリ大学が関連する研究で得られた成果を基に企業の設立を行うベンチャー企業)と共同で設立しました。

 

MetaboGenはバイオガイアからの受託に加え、製薬企業のFerringとも協力関係にあり、マイクロバイオーム分野で多くの特許を保有又は申請中です。MetaboGenはイェーテボリに研究所があり、そこでは新たなプロバイオティクス株の開発を行っています。

 

Fredrik Bäcked教授やJens B Nielsen教授は、今後もMetaboGenで研究を行っていきます。また、ピーター・ロスチャイルドは会長、Sara Malcusは社長としてMetaboGenを率いていきます。

 

詳しくは下記までお問い合わせ下さい。

Axel Sjöblad, 代表取締役BioGaia,TEL: +46 8 555 293 00, +46 705 35 93 51

野村 慶太郎,国内法人代表取締役, TEL:03-6721-6515

 

最新のプレスリリース

2018年3月23日:インド市場でバイオガイアのProtectis ドロップ販売開始

2018年3月19日:オーラルヘルスプロバイオティクスGUM PerioBalance 欧州市場で発売開始

2018年2月12日:バイオガイアのProtecisビタミンD 販売開始

 

バイオガイア社は、科学的根拠と臨床治験データに基づいたプロバイオティクス製品の開発、販売活動を行う

スウェーデン生まれのバイオテクノロジー企業です。バイオガイアのプロバイオティクス製品は世界約100ヵ国にある販売代理店を通して販売されています。株式会社のクラスB株は、スウェーデン、ストックホルム株式市場ナスダックOMX証券取引市場のミッドキャップリストに上場されています。 www.biogaia.com

Dr Reddy’s Laboratories インド市場でバイオガイアのProtectisドロップの販売開始

2018年04月18日

プレスリリース 2018323

BioGaiaDr. Reddy’s Laboratoriesと業務提携により、Protectisドロップの販売をスタート。Protectisドロップは、バイオガイアとDr. Reddy’s Laboratoriesの共同ブランドとして2018年第1四半期より販売されます。

 

Dr. Reddy’s LaboratoriesはProtectisドロップの販売開始により、小児及びその他の領域の医療専門家をターゲットとした医薬品を販売することになりました。Protectisドロップ販売の目的は、小児疝痛におけるアンメットメディカルニーズに応えていくことです。

 

「バイオガイア社との提携により当社の小児用製品のラインナップが強化されます。これから、インド国内の数百万の子供たちの健康に貢献できることは光栄です。」Dr. Reddy’s Laboratoriesのエグゼクティブバイスプレジデント兼新興市場及びインド事業部統括長の M.V.Ramana氏はこのように述べました。

 

「Dr. Reddy’s Laboratoriesは、長い間医療従事者の間で高い評価を受けている素晴らしい企業です。インド市場の規模の大きさを考えますと、インドでのドロップ販売開始の見通しはとても明るいと思います。」と、バイオガイア社のアクセル・ショブラッド社長は語りました。

 

インド市場でのプロバイオティクス製品の年間売上高は、前年度から約20%増加し、約2500万EURとなっています。小児用製品がその大半であり、小児の下痢の治療及びその他のプロバイオティクス製品は約80%を占めています。

 

Dr. Reddy’s Laboratoriesについて

 

Dr. Reddy’s Laboratories株式会社は、人々の健康的な生活を応援する革新的な医薬品を低価格で提供する製薬企業です。事業は3分野(製剤及び原薬、グローバルジェネリック医薬品及び特許製品)に分かれており、製品及びサービスのポートフォリオとしては原薬、カスタム製造医薬品、ジェネリック製品、バイオシミラー及び剤型拡大などがあります。分野としては、特に、消化器、心臓、糖尿病、腫瘍、ペインマネージメント及び皮膚科領域に重点を当てています。Dr. Reddy’s Laboratoriesは米国、インド、ロシア、欧州、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)など大きな市場を含めグローバルに展開しています。www.drreddys.com

 

詳しくは下記までお問い合わせ下さい。

Axel Sjöblad, 代表取締役BioGaia,TEL: +46 8 555 293 00, +46 705 35 93 51

野村 慶太郎,国内法人代表取締役, TEL:03-6721-6515

 

最新のプレスリリース

2018年3月19日:オーラルヘルスプロバイオティクス GUM PerioBalanceとして欧州の一部市場で販売開始

2018年2月12日:バイオガイアのProtectisビタミンD入Apoteket AB1、Apotek Hiӓrtat 及びApoteaで販売開始

2018年2月8日:バイオガイア社2017年度年次報告書

 

バイオガイア社は、科学的根拠と臨床治験データに基づいたプロバイオティクス製品の開発、販売活動を行う

スウェーデン生まれのバイオテクノロジー企業です。バイオガイアのプロバイオティクス製品は世界約100ヵ国にある販売代理店を通して販売されています。株式会社のクラスB株は、スウェーデン、ストックホルム株式市場ナスダックOMX証券取引市場のミッドキャップリストに上場されています。

バイオガイアのビタミンD入Protectis、Apoteket AB, Apotek Hjärtat、Apoteaで販売開始/BioGaia press release

2018年03月20日

プレスリリース 2018212

バイオガイア社とMedhouse社はスウェーデン国内の複数の薬局チェーンにおいてProtectisビタミンD入の共同販売を開始しました。

バイオガイアが特許を有するL. reuteri菌チュアラブル錠のProtectisビタミンD入は、 Apoteket AB, Apotek Hjärtat Apoteaで販売されています。

 

当社のチャイルドヘルス製品のSemperは、スウェーデン国内においてSemper MagdropperおよびSemperビタミン dropparとして長年販売されており市場に浸透しています。Protectis製品が加わることで、スウェーデン市場での当社の基盤がさらに強化されます。

 

「Medhouse社との新製品の共同販売により、スウェーデン市場でバイオガイアブランドが確立されることは喜ばしいことです。ビタミンD欠乏はスウェーデンでは共通の悩みであり、特に冬には大きな問題です。そのため、L. reuteri Protectis ビタミンD入を市場に導入することはとても理にかなっています。」バイオガイア社のアクセル・ショブラッド社長は述べました。

 

ProtectisビタミンD入

ProtectisビタミンD入にはD3 とD3+の2つのタイプがあります。Protectis D3 には、スウェーデン食糧庁が75歳以下の方に推奨するビタミンDの1日摂取量の10 μgが含まれています。ProtectisD3+ には、75歳以上の方、日光にあたる時間が限られている方、または何らかの理由でビタミンDの摂取が足りない方での1日の推奨摂取量である20μgが含まれています。

 

「我々は、これまで多くの試験で科学的に実証された当社の特許製品である善玉乳酸菌のL. reuteri を含んだプロバイオティクス製品を幅広くスウェーデンで展開しています。今回のProtectisビタミンD入の販売開始も必ず成功すると信じています。ビタミンDの添加は北欧の人々にとって待望の製品であると言えます。」Medhouse社のTomas Ludvigsson取締役会長は、ProtectisビタミンD入の販売開始に自信を見せました。

 

詳しくは下記までお問い合わせ下さい。

Axel Sjöblad, 代表取締役 BioGaia, TEL: +46 8 555 293 00, +46 705 35 93 51

野村 慶太郎,国内法人代表取締役, TEL: 03-6721-6515

 

最新のプレスリリース

2018年2月8日:バイオガイア社2017年度年次報告書

2018年1月10日:乳児疝痛に対するバイオガイア社のプロバイオティクス製品の効果が2つの

大規模解析試験により実証

2017年11月17日:L. reuteri菌 高齢女性の骨減少に抑制効果

 

バイオガイア社は、科学的根拠と臨床治験データに基づいたプロバイオティクス製品の開発、販売活動を行う

スウェーデン生まれのバイオテクノロジー企業です。バイオガイアのプロバイオティクス製品は世界約90ヵ国にある販売代理店を通して販売されています。株式会社のクラスB株は、スウェーデン、ストックホルム株式市場ナスダックOMX証券取引市場のミッドキャップリストに上場されています。 www.biogaia.com